三菱自動車ファイナンス

三菱自動車ファイナンス株式会社

三菱自動車ファイナンス株式会社（Mitsubishi Motor Finance Corporation）は、三菱自動車工業の自動車クレジット、カーリース、レンタカー事業を手がける金融企業です。

概要

2006年に三菱自動車工業、ダイヤモンドリース（現・三菱HCキャピタル）、東京海上日動火災保険の出資により設立されました。三菱グループの自動車金融会社である三菱オートクレジット・リースから、個人向けオートクレジット事業と三菱レンタカー事業を譲り受け、事業を開始しました。

2018年4月には、三菱自動車工業が三菱UFJリースと東京海上日動が保有していた株式をすべて取得し、100%子会社となりました。2021年2月には、現在の社名である三菱自動車ファイナンス株式会社に変更しています。

旧社名にある「ダイヤモンド」は、三菱グループの象徴であるスリーダイヤモンドに由来します。

取扱サービス・商品

オートローン

三菱自動車のディーラーで申し込み可能なオートローンを提供しています。

三菱自動車クレジット

• - スーパーマイカープラン（残価設定型）
• - アジャスト（指定額払い）
• - ステップ（不均等払い）

カーリース

• - 個人向けオートリース

- かる乗り：5年契約を基本とする個人向けオートリース（軽自動車とコンパクトカーは3年契約も可能）。走行予定距離に応じて残価が確定し、車両価格と諸費用を分割で支払います。中途解約金を支払うことで乗り換えも可能です。

• - 法人向けオートリース

レンタカー

レンタカー事業は「三菱レンタカー」ブランドで展開しています。事業譲受当初は「MMCレンタカー」という名称でしたが、2021年2月の社名変更に伴い「三菱レンタカー」に戻されました。店舗数は少ないものの、キャンペーンを随時実施しており、格安で利用できる場合があります。

かつて存在した店舗の中には、事業縮小により閉店した店舗もあります。しかし、三菱車の販売店や整備工場と提携し、試乗車や代車をレンタカーとして貸し出す「フルチャーターレンタカー」事業を強化しています。

取扱車種

現行車種のほぼすべてに加え、コルトプラスやギャランフォルティスなど、販売終了車種の一部も取り扱っています。2t以上のトラックやマイクロバスは、三菱ふそうトラック・バス製のキャンターやローザを提供しています。

ランサーエボリューションⅩのレンタルキャンペーン

2008年3月から、ランサーエボリューションⅩの上級グレード（GSR）を試乗目的でレンタルするキャンペーンを実施していました。当初は2時間限定でしたが、同年6月からは6時間までレンタル可能な「パートタイムレンタル」として提供され、高級車のレンタルサービスとして注目を集めました（2008年末に終了）。

この車両には、盗難防止のためGPSによる位置発信装置が搭載されており、利用には位置情報把握への同意が必要でした。

沿革

• - 2006年7月：MMC・DLファイナンス株式会社として設立
• - 2006年11月：MMCダイヤモンドファイナンス株式会社に社名変更
• - 2007年1月：三菱オートクレジット・リースからファイナンス事業を承継
• - 2018年4月：三菱自動車工業の100%子会社となる
• - 2021年1月：本社を田町ステーションタワーSへ移転
• - 2021年2月：三菱自動車ファイナンス株式会社に社名変更

関連項目

• - レンタカー
• - オートローン

外部リンク

• - 公式ウェブサイト

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