三谷光男

三谷 光男について

三谷光男（みたに みつお）は、1959年6月16日に広島県呉市に生まれた日本の政治家である。大学では経済学を専攻し、大阪大学経済学部を卒業した後、松下幸之助が設立した松下政経塾に第4期生として入塾した。1988年に松下政経塾を卒業し、広島選出の衆議院議員、宮澤喜一氏の秘書として政治の世界に足を踏み入れた。特に、宮澤が大蔵大臣に就任した際には、大臣秘書官として活動し、その後は宮澤の甥である宮澤洋一の政策担当秘書としても尽力した。

政治キャリアの始まり

三谷氏は2003年11月の第43回衆議院議員総選挙に広島5区から無所属で出馬したが、自由民主党の池田行彦に敗北。その後、民主党に入党し、2004年には池田の死去に伴う補欠選挙に民主党公認で出馬するも再度敗れ、2005年の第44回衆議院議員総選挙では広島5区で再び寺田稔に敗れた。しかし、重複立候補していた比例中国ブロックで復活当選を果たし、初めて国会議員となった。

2009年の第45回総選挙では、初めて広島5区で寺田を破り再選を果たす。2011年には、野田内閣で財務大臣政務官に任命され、その後復興大臣政務官も兼務し、閣内での重要な役割を担った。2012年には内閣総理大臣補佐官に起用され、政策運営や国会対策を担当したが、2012年の第46回総選挙では寺田に再び敗れ、比例復活もなかった。

選挙活動と政策形成

その後、2014年の第47回総選挙に向けて準備を進めていたが、体調の不良により出馬を断念した。選挙戦の翌年には、呉市長選挙に出馬するも落選。2021年の呉市長選でも挑戦するが、惜しくも敗北を喫した。

三谷氏の政治的スタンスは、憲法改正への賛成や集団的自衛権の行使を認める政府の憲法解釈の見直しに賛成という姿勢が見受けられる。一方で、日本の核武装については慎重な立場を取っており、経済面でも日本のTPP（環太平洋パートナーシップ協定）参加を支持している。また、女性宮家の創設や、原子力発電所の再稼働についても支持の意向を示している。

所属団体と議員連盟

三谷光男は、さまざまな団体や議員連盟にも所属しており、日本会議国会議員懇談会や、永住外国人の地方参政権を考える勉強会、慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会などの活動にも関わっている。これらの団体での議論や活動を通じて、政治に対する理解を深め、国政に影響を与える活動を行ってきたと言えるだろう。

このように、三谷氏は複数の役職を歴任しつつ、さまざまな政治的課題に向き合いながら活動を続けている政治家である。

もう一度検索