三遊亭遊喜

三遊亭遊喜について

三遊亭遊喜（さんゆうてい ゆうき）、本名は渡辺邦弘（わたなべ くにひろ）。1972年10月18日生まれで、静岡県島田市を故郷とする日本の落語家です。現在は落語芸術協会に所属し、師匠である三遊亭小遊三のもとで古典落語を中心に演じています。

来歴

遊喜は島田市立第一中学校および静岡県立島田高等学校を卒業後、東洋大学工学部の応用化学科に進学し、学位を取得しました。1995年4月、落語家を志し三遊亭小遊三に入門し、前座名「遊やけ」として活動を始めました。1999年4月には二ツ目に昇進し、名を「遊喜」に改めました。

2009年5月には真打に昇進し、以降は落語界での地位を確立していきました。若手落語家の中でも注目されており、特に地方寄席での活動にも力を入れています。

芸歴

• - 1995年4月: 三遊亭小遊三に入門、前座名「遊やけ」。
• - 1999年4月: 二ツ目昇進とともに「遊喜」と改名。
• - 2009年5月: 真打昇進。

人物像

遊喜は小遊三一門の中でも特に期待されている存在で、その風貌や演技スタイルは師匠に似ていると言われています。あるエピソードでは、遊喜の後ろ姿を見た小遊三の同級生が、彼を本名で呼びかけたこともあります。また、落語芸術協会の若手真打で構成されたユニット「ヨセゲー」にも参加し、仲間と共に新しい試みをしています。

さらに、春風亭鯉枝の新作落語の原案を手掛けており、作品には彼の本名や仲間の名前が登場する人物としてしばしば登場します。定期的に開催される独演会「ゆうきのでる会」も精力的に行い、地域のイベント「おみせらくご」などにも参加して、落語の普及に努めています。

地域寄席活動

遊喜は様々な地域寄席に参加しており、以下のようなイベントで活動しています:

• - ミスティー寄席
• - がざびぃ寄席（西荻窪）
• - 国分寺ギー寄席
• - JACK寄席（川越）
• - 「みのる座寄席」（島田市：大正時代の元芝居小屋現映画館）
• - おみせらくご(島田市)

その他にも数々の地域イベントに積極的に参加し、地域に根ざした落語の普及を図っています。

趣味と特技

遊喜の趣味は多岐にわたります。特にギターに情熱を持ち、大学時代には後輩と共にバンド「鯨井2100」を結成し、ギターヴォーカルを担当しています。また、釣りやキャンプ、山登り、焚火、さらには剣道（2段）なども嗜み、幅広い趣味を楽しんでいます。

メディア出演

彼は、テレビやラジオなど様々なメディアにも登場しています。特にTBSラジオの「小堺一機のサタデーウィズ」やフジテレビの「笑っていいとも」といった番組に出演し、その存在感を示しています。また、毎日配信されるRadiotalkの「三遊亭遊喜のつぶやき日報」では、リアルタイムでフォロワーとの交流を楽しんでいます。年末には「つぶやき日報流行語大賞」が発表され、注目を集めています。

地域寄席やメディアでの活躍を通じて、多くのファンを獲得し続ける三遊亭遊喜。彼の今後の活動にも非常に期待が寄せられています。

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