三重マリンセンター海の学舎

三重マリンセンター海の学舎

三重マリンセンター海の学舎は、三重県津市河芸町にある宿泊研修施設です。以前は岐阜マリンスポーツセンターという名称で、岐阜県が運営する公共施設でした。内陸県である岐阜県が、県民に海との触れ合いの機会を提供するために、三重県に開設したという経緯があります。

概要

本館は鉄筋コンクリート造の2階建てで、1階にはロビー、ラウンジ、ミーティングルーム、トレーニングルーム、そしてヨット60艇を収納できる艇庫と船具庫があります。2階には事務室、宿泊室（2人部屋2室、4人部屋2室、8人部屋6室）、食堂、浴室などが備わっています。屋外には、54艇を収容できる野積場も設けられています。

伊勢湾に面しているため、カヌー、サーフィン、ウィンドサーフィン、ヨットといったマリンスポーツを楽しむことができます。また、砂浜でのビーチバレーや砂遊び、干潟での生物観察や野鳥観察も可能です。

歴史

岐阜県が県民のマリンレクリエーションを推進するため、三重県河芸町（現津市）の河芸港において、株式会社マリーナ河芸から土地を30年間賃借して建設されました。県境を越えて公共施設を設置するため、地方自治法の規定に基づき、三重県、河芸町（当時）、岐阜県の三者協議が行われ、2000年3月に協定書が締結されました。

2000年7月20日に「岐阜マリンスポーツセンター」として供用を開始。岐阜県民だけでなく、三重県内の企業研修や自治体研修、各種講習会、合宿などにも利用されていました。株式会社マリーナ河芸は、1990年に三重県などが出資する第三セクターとして設立された会社で、河芸港内に施設を有し、「岐阜マリンスポーツセンター」の指定管理者も務めていました（2006年から2011年）。

しかし、2012年に開催予定だった第67回国民体育大会のセーリング競技会場として検討された際、2005年に日本セーリング連盟から不適と判断されました。その後、2010年に岐阜県が発表した「行財政改革アクションプラン案」で休廃止が示唆され、2011年4月に閉鎖。施設は指定管理者であったマリーナ河芸に無償譲渡され、同年11月に「三重マリンセンター海の学舎」として再オープンしました。

施設情報

休館日
毎週火曜日（3月1日 - 7月19日、9月1日 - 30日）
7月20日から8月31日は毎日営業
毎週火・水曜日（10月1日から2月末日）

アクセス
道路：国道23号「千里団地入口」交差点より約500m
* 公共交通機関：伊勢鉄道伊勢上野駅より徒歩20分、近鉄名古屋線千里駅より徒歩8分

外部リンク

三重マリンセンター「海の学舎」

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