三重県企業庁

三重県企業庁は、三重県が運営する地方公営企業であり、県内における重要なインフラストラクチャーを担っています。主な事業は、以下の3つです。

水道用水供給事業

県内各地の市町村へ水道水を供給する事業です。具体的には、以下の地域で事業を展開しています。

北中勢水道: 津市、四日市市、松阪市、桑名市、鈴鹿市、亀山市、桑名郡、三重郡といった県北中勢地域をカバーしています。
南勢志摩水道: 伊勢市、松阪市、鳥羽市、志摩市、多気郡、度会郡玉城町、度会町といった県南勢志摩地域をカバーしています。

これらの地域に安定した水道水を供給することで、住民の生活を支えています。

工業用水道事業

県内の工業地帯へ工業用水を供給する事業です。以下の地域で事業を展開しています。

北伊勢工業用水道
松阪工業用水道
中伊勢工業用水道
鈴鹿工業用水道
多度工業用水道

これらの地域に工業用水を供給することで、県内産業の発展に貢献しています。

電気事業

電気事業法に基づき、中部電力株式会社と卸供給契約を締結しています。地方公営企業法上では電気事業とみなされます。

かつて行っていた水力発電事業

以前は水力発電事業も行っていましたが、2015年4月1日をもって、以下のすべての発電所が中部電力株式会社へ譲渡され、事業を終了しました。

長発電所
宮川第一発電所
宮川第二発電所
宮川第三発電所
三瀬谷発電所
青蓮寺発電所
大和谷発電所
蓮発電所
青田発電所
* 比奈知発電所

RDF焼却・発電事業

三重ごみ固形燃料発電所（桑名市）では、廃棄物固形燃料（RDF）を使用し再生可能エネルギー固定価格買い取り制度により売電を行っていましたが、2019年9月17日に稼働を終えました。

三重県企業庁は、これらの事業を通じて、三重県の県民生活と産業を支える重要な役割を果たしています。今後の動向にも注目が集まります。

もう一度検索