三重運輸支局

三重運輸支局の概要

三重運輸支局は、国土交通省中部運輸局管内にある地方支分部局です。三重県における陸運行政と海運行政の中核を担っており、自動車検査やナンバープレート交付、船舶登録など、多岐にわたる業務を管轄しています。

組織と管轄区域

三重運輸支局は、主に以下の4つの機関から構成されています。

本庁舎（津市）： 総務企画部門と陸運部門（自動車検査業務を除く）を擁し、三重県全域の陸運行政を統括しています。
四日市庁舎（四日市市）： 海事部門を担当し、主に北勢・伊賀地域、津市、松阪市の海運行政を管轄しています。
四日市自動車検査場（四日市市）： 自動車検査（継続検査）業務のみに特化した機関です。
鳥羽海事事務所（鳥羽市）： 南勢・東紀州地域、多気郡明和町、多気町、大台町の海運行政を担当しています。

ナンバープレート交付

本庁舎では、地域限定ナンバープレートを除く「三重」ナンバーの交付を行っています。2006年10月10日からは「鈴鹿」ナンバー、2020年5月11日からは「四日市」ナンバーと「伊勢志摩」ナンバーの交付も開始されました。これらの地域限定ナンバーは、地域住民の郷土愛を育むとともに、地域経済の活性化にも貢献しています。

「鈴鹿」ナンバー： 鈴鹿市、亀山市
「四日市」ナンバー： 四日市市
「伊勢志摩」ナンバー： 伊勢市、鳥羽市、志摩市、多気郡明和町、度会郡度会町、玉城町、南伊勢町

三重運輸支局の前身である三重陸運支局時代（1988年まで）は、「三」ナンバーが交付されていました。これは「千」（千葉）、「大」（大阪）、「山」（山口）ナンバーと並ぶ、全国でもっとも画数の少ないナンバープレートとして知られていました。

業務内容

三重運輸支局は、自動車や船舶に関する様々な行政サービスを提供しています。主な業務内容は以下のとおりです。

自動車登録・検査： 新規登録、変更登録、継続検査など
運転免許に関する業務： 運転免許の更新、再交付など
貨物自動車運送事業許可： 貨物自動車運送事業の許可申請、更新など
船舶登録・検査： 新規登録、変更登録、検査など
海事に関する行政指導： 海上交通の安全確保、海洋環境保全など

アクセス

各庁舎へのアクセス方法は、国土交通省中部運輸局三重運輸支局のウェブサイトをご確認ください。

まとめ

三重運輸支局は、三重県における交通行政の中枢機関として、安全で円滑な交通システムの維持・向上に貢献しています。自動車、船舶の登録・検査業務だけでなく、海事行政、運転免許業務など幅広い業務を担い、地域社会の安全と発展に重要な役割を果たしています。今後とも、地域住民のニーズに応えるべく、業務の改善・効率化に努めていくことでしょう。

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