三間坂駅

三間坂駅について

三間坂駅（みまさかえき）は、佐賀県武雄市山内町に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）佐世保線の駅です。地域の足として、また、歴史を伝える駅として、多くの方に利用されています。

歴史

三間坂駅は、1897年（明治30年）7月10日に九州鉄道の駅として開業しました。その後、1907年（明治40年）に九州鉄道が国有化され、国鉄の駅となりました。1973年（昭和48年）には貨物取扱が廃止され、1982年（昭和57年）には荷物扱いも廃止となりました。1983年（昭和58年）には一時的に駅員が配置されない無人駅となりましたが、1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化により、JR九州の駅として新たにスタートを切りました。そして、2016年（平成28年）3月26日には完全な無人駅となり、2024年（令和6年）10月3日からはICカード「SUGOCA」の利用が開始される予定です。

駅構造

三間坂駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。ホームは跨線橋で連絡しており、駅舎側のホームが1番のりば、反対側のホームが3番のりばとなっています。基本的には1番のりばから普通列車が発車しますが、当駅で行き違いがある場合は、下り列車が3番のりばから発車することもあります。また、中央には留置線があり、普段は使用されていませんが、臨時列車や観光列車の運行時に使用されることがあります。駅舎は木造で、歴史を感じさせる趣のある外観をしています。かつてはJR九州鉄道営業による業務委託駅でしたが、現在は無人駅となっています。

のりば

利用状況

三間坂駅の利用状況を見ると、2011年度の1日平均乗車人員は323人でしたが、2020年度には308人と、わずかに減少傾向にあります。それでも、地域の方々にとって、なくてはならない駅であることは変わりありません。

駅周辺

駅周辺は住宅地が広がっており、商店も点在しています。また、以下の公共施設や機関も周辺にあります。

佐賀県道45号嬉野山内線
佐賀県道26号伊万里山内線
佐賀銀行三間坂支店
三間坂郵便局
武雄市役所山内支所
武雄消防署山内分署
武雄市立山内中学校

駅前には「三間坂駅前」バス停留所があり、以下のバス路線が利用できます。

西肥バス：伊万里駅前・伊万里農林高校方面
祐徳バス：山内東小学校 - 日出城 - 嬉野温泉（湯の田）方面、上西山 - 御船ヶ丘小学校前 - 武雄温泉駅前方面
武雄市コミュニティバス「ほんわカー」：船の原・立野川内南線、今山・下黒髪線、立野川内北・宮野線

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）
■佐世保線
* 永尾駅 - 三間坂駅 - 上有田駅

まとめ

三間坂駅は、地域の歴史とともに歩んできた駅であり、今もなお、地域の方々の生活を支える大切な存在です。木造駅舎の趣を感じながら、列車を待つ時間は、どこか懐かしい旅情を感じさせてくれるでしょう。

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