三雲四郎

三雲四郎は、1921年7月28日に生まれ、2007年1月11日に85歳で亡くなった日本のジャーナリストです。彼は産業経済新聞社（産経新聞）において、取締役論説委員長という要職を務めました。

鹿児島県出身の三雲は、学徒出陣を経験した後、慶應義塾大学経済学部に復学し卒業しました。「自分はペンで生活していきたい」という強い意志を持ち、1946年に産業経済新聞社に入社。経済記者としてのキャリアをスタートさせました。

産経新聞では、本社経済部長、編集局次長といった要職を歴任。また、外信記者としてロンドン特派員、パリ支局長、欧州総局長としてヨーロッパに長く駐在し、国際的なニュースの最前線で活躍しました。その経験を活かし、論説委員長としても、国際情勢や経済に関する深い洞察に基づいた記事を執筆しました。

1971年には、東京都公害審査委員会委員に就任し、1983年3月まで務めました。ジャーナリストとしての活動だけでなく、公害問題にも積極的に関与し、社会貢献を果たしました。

三雲の娘である三雲孝江は、元TBSアナウンサーであり、フリーアナウンサーとして活躍しています。孫の星麻琴はNHKアナウンサーとして活躍しています。TBS関連会社プロデューサーの星勝幸は娘婿にあたります。

2007年1月11日、肺炎のため東京都内の病院で死去。葬儀・告別式は近親者のみで執り行われました。

三雲四郎は、ジャーナリストとして、また社会の一員として、多岐にわたる分野でその才能を発揮し、社会に貢献した人物として記憶されています。

もう一度検索