三雲町

三雲町（みくもちょう）

三雲町は、かつて三重県の中勢部に位置し、一志郡に属していた町です。現在の松阪市の一部となっています。

地理

三雲町は、伊勢湾に面した地域を含む、平坦な地形が特徴でした。しかし、町域が松阪市と嬉野町によって分断されているという特異な地理的状況にありました。この分断は、三雲村の発足時に、松ヶ崎村（現在の松阪市六軒町、松崎浦町、松ヶ島町）が合併を見送り、松阪市への編入を選んだために生じました。

かつては近鉄伊勢線も通じていましたが、現在は廃止されています。

隣接していた自治体

津市
久居市
松阪市
一志郡：嬉野町、香良洲町

歴史

1955年（昭和30年）3月21日：一志郡小野江村・鵲村・天白村・米ノ庄村が合併し、三雲村が発足。
1986年（昭和61年）4月1日：町制を施行し、三雲町となる。
2005年（平成17年）1月1日：松阪市、嬉野町、飯南町、飯高町と新設合併し、改めて松阪市が発足。同日、三雲町は廃止。

行政

最後の町長は市川庄一でした。

教育

町内には、中学校と小学校がありました。

中学校：松阪市三雲町学校組合立三雲中学校
小学校：三雲町立鵲小学校、三雲町立小野江小学校、三雲町立天白小学校、三雲町立米ノ庄小学校

交通

鉄道は、近畿日本鉄道山田線と東海旅客鉄道（JR）紀勢本線、名松線が通っていました。

近畿日本鉄道山田線：松ヶ崎駅
東海旅客鉄道紀勢本線：六軒駅
東海旅客鉄道名松線：上ノ庄駅。合併前は飛地の中に存在していました。

路線バスは、三重交通が運行していました。

三重交通：津駅 - 天白、小舟江 - 松阪駅

道路は、一般国道である国道23号が町内を通過していました。

名所・旧跡・観光スポット

松浦武四郎記念館：郷土の偉人、松浦武四郎に関する資料を展示しています。

出身有名人

松浦武四郎：幕末から明治にかけて活躍した探検家、著述家。

関連項目

三重県の廃止市町村一覧
飛地

外部リンク

三雲町（2004/12/12アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

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