三鷹ネットワーク大学

三鷹ネットワーク大学

三鷹ネットワーク大学は、東京都三鷹市下連雀に本部を置く、地域社会に開かれた大学です。学校教育法上の大学とは異なり、特定非営利活動法人三鷹ネットワーク大学推進機構が運営主体となっています。2005年10月に開校以来、「民学産公」の協働を掲げ、教育機関と連携しながら、地域社会への貢献を目指した活動を展開しています。

概要

三鷹ネットワーク大学は、教育・研究機関との連携を通じて、その学術的な資源や情報を市民や企業に還元し、社会貢献を果たすことを目的としています。この事業の特徴は、一般的な大学間コンソーシアムや産学連携といった枠組みを超え、NPOや市民の視点も取り入れた幅広い活動を行っている点です。

三鷹市が事業の基盤を支え、NPOの機動力や柔軟性、大学や企業などの知的資源を活用することで、ユニークな取り組みが実現しています。具体的には、「教育・学習」「研究・開発」「窓口・ネットワーク」の3つの機能を備え、多岐にわたる事業を展開しています。

教育・学習

「教育・学習」機能では、年間約90件、500コマ以上の講座が開講されており、7,000人以上が受講しています。これらの講座は、市民の学習ニーズに応えるため、幅広い分野を網羅しています。

研究・開発

「研究・開発」機能では、会員との「民学産公協働研究」を通じて、新技術や新システム、新商品やサービスの開発に必要な実証実験などを、三鷹の地をフィールドとして実施しています。また、ビジネスインキュベーション支援も提供し、地域経済の活性化にも貢献しています。

窓口・ネットワーク

「窓口・ネットワーク」機能では、若者からシニアまで、対象者に応じたキャリアデザイン支援の企画などを実施しています。これにより、地域住民の多様なニーズに対応し、生涯にわたる学習と成長をサポートしています。

沿革

2005年5月 - 運営主体となる三鷹ネットワーク大学推進機構が設立。
2005年8月 - 東京都知事よりNPO法人として認証。
2005年10月 - 三鷹ネットワーク大学が開設。

講座

三鷹ネットワーク大学では、以下の5つのジャンルで講座が開講されています。

特別セミナー
協働のまちづくり
地域ケア
ビジネス関連
文化・教養

これらのジャンルには、それぞれ複数の講座が設けられ、受講者は自身の興味や関心に応じて自由に選択できます。

会員

三鷹ネットワーク大学は、様々な団体が会員として参加しており、その活動を支えています。

正会員

正会員は20団体（2020年5月26日現在）で、大学や研究機関、地方自治体などが含まれています。

アジア・アフリカ文化財団
亜細亜大学
海上・港湾・航空技術研究所
杏林大学
国際基督教大学
国立天文台
成蹊大学
大正大学
電気通信大学
東京外国語大学
東京学芸大学
東京女子大学
東京都立大学
東京農工大学
日本獣医生命科学大学
日本女子体育大学
法政大学
明治大学
ルーテル学院大学
三鷹市

賛助会員

賛助会員は57団体（2024年4月1日現在）で、大学は以下の5団体です。

静岡県立大学短期大学部
白百合女子大学
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部
東洋学園大学
武蔵野大学

所在地

本部: 東京都三鷹市下連雀3-24-3 三鷹駅前協同ビル3階

外部リンク

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