上党区 (長治市)

上党区（じょうとう-く）は、中華人民共和国山西省長治市に位置する市轄区であり、その歴史は隋代にまで遡ります。

歴史

上党区の前身は、隋代の開皇年間に設置された上党県です。607年（大業3年）には上党郡の郡治が置かれました。唐朝が成立すると、618年（武徳元年）に潞州の州治となり、742年（天宝元年）には再び上党郡の郡治、758年（乾元元年）には再び潞州の州治となりました。

その後、1104年（崇寧3年）には宋朝により隆徳府の府治、金代には潞州の州治、元代には当初隆徳府の府治、1231年には潞州の州治となりました。明朝が成立すると、1369年（洪武2年）に上党県は廃止され、管轄区域は潞州直轄となりました。その後、1529年（嘉靖8年）に長治県として再設置され、潞安府の府治となりました。

近代に入り、1954年に潞城県と統合され潞安県が設置されましたが、1962年に長治県が再設置されました。そして、2018年9月に上党区と改称され、現在に至ります。この改称は、上党区の歴史的意義を再認識し、新たな発展を目指すものでしょう。

行政区画

現在、上党区は以下の行政区画を管轄しています。

街道: 韓店街道
鎮: 蘇店鎮、蔭城鎮、西火鎮、八義鎮、郝家荘鎮、南宋鎮
郷: 東和郷、北呈郷、西池郷
その他: 工業園区、振興新区

これらの行政区画は、上党区の経済、文化、社会を支える基盤となっています。工業園区や振興新区の存在は、上党区が工業発展と地域振興に力を入れていることを示唆しています。

上党区は、その長い歴史と多様な行政区画を通じて、山西省長治市において重要な役割を果たしています。今後の発展が期待される地域です。

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