上宮太子高等学校

上宮太子高等学校

上宮太子高等学校は、大阪府南河内郡太子町に位置する私立高等学校です。学校法人上宮学園によって運営されており、浄土宗の宗門関係校として、仏教精神に基づいた教育を実践しています。

概要

1988年に開校した上宮太子高等学校は、「全人教育の中での英才育成」を教育理念としています。豊かな自然と歴史に囲まれた環境の中で、生徒たちは知性だけでなく感性も磨き、バランスの取れた人格形成を目指します。以前は同じ敷地内に上宮太子中学校がありましたが、2018年に上宮中学校と統合し、上宮学園中学校として新たに発足しました。

教育理念と方針

上宮太子高等学校では、以下の教育理念と方針を掲げています。

仏教精神に基づいた人間教育
勉学に励み、才能を伸ばす教育
バランスの取れた人格形成
社会に貢献できる人材育成

これらの理念を実現するため、校訓「正思明行（せいしめいこう）」を大切にしています。これは、物事を正しく見つめ、明らかに行動することを意味します。

学順

学校生活における優先順位として、以下の「学順」を定めています。

1. 掃除：心身の保健衛生と整頓
2. 勤行：勤労を愛し、業務に励む
3. 学問：知恵を完成させるための探求

沿革

上宮太子高等学校の歴史は、1890年に設立された浄土宗大阪支校に遡ります。その後、新制中学校、高等学校の発足、太子町への校舎移転などを経て、1988年に上宮高等学校太子町学舎が開校しました。1991年には上宮太子高等学校として独立し、2012年には男女共学化されました。

教育内容

生徒の多様な進路に対応するため、以下のコースが設置されています。

特進Ⅰ類（国公立大学）コース：5教科を重視し、国公立大学への現役合格を目指す
特進Ⅱ類（難関私立大学）コース：3教科を重視し、難関私立大学への現役合格を目指す
総合進学（有名私立大学）コース：得意分野を活かし、希望進路への現役合格を目指す

国際理解教育にも力を入れており、海外語学研修や留学プログラムなどを実施しています。

また、ICT教育を推進しており、生徒一人ひとりがiPadを活用し、双方向型の授業を展開しています。

学校行事

年間を通して様々な学校行事が行われます。

体育大会：生徒と教員が一体となって盛り上がる
上宮祭（文化祭）：クラスやクラブによる発表や模擬店
芸術鑑賞：本物に触れる体験
修学旅行：国内外の様々な地域を訪問
聖徳書道展：全国から作品が集まる書道展

部活動

運動部と文化部があり、生徒たちはそれぞれの興味や才能に応じて活動しています。

運動部：硬式野球部、サッカー部、ラグビー部、バレーボール部、バスケットボール部、テニス部、卓球部、バドミントン部、剣道部など
文化部：書道部、写真部、吹奏楽・コーラス部、軽音楽部、ダンス部、グローバルスタディーズクラブ、総合探究部、家庭科部、ボランティア部、インターアクトクラブなど

著名な出身者

上宮太子高等学校からは、様々な分野で活躍する人材が輩出されています。

スポーツ：亀井義行（プロ野球）、青松敬鎔（元プロ野球）、竹丸貴仁（元ラグビートップリーグ）、上原美穂（アナウンサー）、街裏ぴんく（お笑い芸人）など

交通アクセス

近鉄長野線 喜志駅よりスクールバスで9分
* 近鉄南大阪線 上ノ太子駅よりスクールバスで9分

まとめ

上宮太子高等学校は、仏教精神に基づいた教育、多様なコース設定、国際理解教育、ICT教育など、様々な特色を持つ高等学校です。生徒一人ひとりの個性と才能を伸ばし、社会に貢献できる人材育成を目指しています。

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