青松敬鎔

青松敬鎔選手　～元プロ野球選手の足跡～

青松敬鎔（あおまつ けいよう）は、1986年12月7日生まれ、京都府京都市伏見区出身の元プロ野球選手です。内野手および捕手として活躍し、千葉ロッテマリーンズに在籍しました。彼は右投右打で、特にその打撃力を生かして多くの試合に出場した選手です。

経歴

プロ入り前

青松は上宮太子高等学校に在学中、春と夏の全国大会には出場することができませんでした。2004年のプロ野球ドラフトで、千葉ロッテマリーンズから7位指名を受け、契約金3000万円と推定年俸450万円で入団。その際、彼は上宮太子高校から直接NPBに入った初の選手となりました。

プロ入り後

2005年、福岡ダイエーホークスに在籍していた青松は、その才能を古賀英彦二軍ヘッドコーチに注目されましたが、一軍出場の機会はありませんでした。2006年には、イースタン・リーグで一塁手として31試合、捕手として16試合に出場。打率.257、4本塁打という成績を上げ、9月には一軍初の出場登録を果たします。しかしながら、一軍での初安打は実現しませんでした。

2007年には、イースタン・リーグで26試合の一塁手として出場するも、打率が.159にとどまりました。2008年には打撃が復調し、8本塁打を記録したものの、一軍出場は叶いませんでした。2009年には打率.244、4本塁打を記録するも、昇格には至りませんでした。

2013年、青松は登録ポジションを捕手から内野手へと変更。この年のイースタン・リーグでは76試合出場、打率.292、10本塁打をマークしました。その成果として8月1日、対北海道日本ハムファイターズ戦での代打出場が初安打となり、続いての3安打を記録するなど、一軍でも活躍しました。

2014年には、イースタン・リーグで105試合出場し、打率.313、13本塁打を記録。2015年にはさらに飛躍し、イースタン・リーグで圧倒的な成績を残しました。彼は15本塁打を放ち、打率.298で首位打者に輝くと共に、6月には一軍初本塁打もマークしました。

2016年シーズンでは、115試合に出場し、再び良好な成績を示しましたが、一軍出場は無し。一時の状況に鑑み、彼は10月1日に球団から戦力外通告を受け、12月には自由契約選手となりました。

引退後

引退後は野球の世界から離れ、2017年からソニー生命保険で営業としてキャリアをスタートさせました。2020年4月には営業所長に昇進するなど、順調な勤務を続けています。

選手としての特徴

青松選手は、一軍において少数派の長距離打者としての評価を受けていました。しばしば内野手や指名打者として出場し、打力を活かしたプレーを展開。特に2015年には、キューバ代表であるアルフレド・デスパイネの穴を埋める活躍が期待される存在でした。彼は一軍公式戦での本塁打が少なかったため、その期待に応えることはできませんでしたが、それでも多くのファンに記憶された選手でした。

青松敬鎔のプロ野球における足跡は、確かに多くのチャレンジと成長の証であり、引退後には新たなキャリアを築き上げる姿は、多くの若い選手にとっての励みとなるでしょう。

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