上川一哉

上川一哉：実力派ミュージカル俳優の軌跡

上川一哉（かみかわ かずや）は、1986年10月7日生まれの日本のミュージカル俳優です。島根県益田市出身で、現在はサンライズプロモーションに所属しています。幼少期からバレエやダンスに親しみ、中学生時代にはストリートダンスやよさこい踊りにも参加するなど、豊かな表現力と運動神経を磨いてきました。陸上部とサッカー部にも所属し、100メートル走で11秒01という記録を残した経験も持ちます。

彼のミュージカル俳優としてのキャリアは、2004年に劇団四季のオーディションに合格したことから始まります。幼い頃から培ってきた才能と努力が認められ、2005年には劇団四季研究所に入所。初舞台は『人間になりたがった猫』で、その後は『ライオンキング』のライオネル役など、数々の作品で重要な役を演じました。2011年と2012年には東北公演『ユタと不思議な仲間たち』で主人公の一人を務めるなど、幅広い役柄に挑戦し続けてきました。

2021年12月31日、劇団四季を退団。2022年2月22日にはサンライズプロモーションへの所属を発表し、新たなステージへと進みました。

劇団四季時代から高い評価を得てきた上川一哉。彼の舞台での活躍は多岐に渡ります。『ウェストサイド物語』のリフ役、『キャッツ』のマンゴジェリーやラム・タム・タガー役、『ウィキッド』のフィエロ役（アンサンブル）など、名作ミュージカルで重要な役を数多く演じてきました。他にも『春のめざめ』のメルヒオール役、『はだかの王様』のペテン師スリッパ役、『リトルマーメイド』のエリック役、『コーラスライン』のマイク/ポール役、『恋におちたシェイクスピア』のウィリアム・シェイクスピア役など、彼の演技力は様々なキャラクターを生き生きと表現することに長けています。

退団後も精力的に活動を続け、『ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター～北斗の拳～』ではジュウザ役を、『オリジナルミュージカル「りんご」』では山下川役を演じるなど、新たな挑戦を続けています。2023年には『ジキル&ハイド』のジョン・アターソン役、『ムーラン・ルージュ！ザ・ミュージカル』のトゥールーズ＝ロートレック役と話題作への出演が続き、2024年には『イザボー』のオルレアン公ルイ役、『20世紀号に乗って』のオーウェン・オマリー役、『The Gentlemen's』、『翼の創世記 Genesis of Wings』への出演が決定しています。さらに2025年には『ミュージカル『ケイン&アベル』でジョージ・ノヴァク役を演じることが発表されています。

CDやDVD作品にも出演し、彼の才能は舞台の上だけでなく、映像作品を通じても広く知られています。

上川一哉は、類まれな才能と努力によって築き上げたキャリアを持ち、これからも日本のミュージカル界を牽引する存在として、更なる活躍が期待される俳優です。彼の今後の舞台への出演に注目しましょう。Instagram (@kazuya.1007)とX（旧Twitter）(@kazuya_kamikawa)で最新情報を確認できます。

もう一度検索