上所駅

上所駅（かみところえき）

上所駅は、新潟市中央区下所島に所在する、東日本旅客鉄道（JR東日本）越後線の駅です。新潟駅と白山駅の間に位置し、地域住民の利便性向上を目的に新設されました。

概要

上所駅は、新潟駅から約1.5km、白山駅から約1.6kmの距離にあります。新潟県道164号白山停車場女池線の西跨線橋の西側に位置しています。

駅舎建設にあたっては、建設予定地付近の既存地下道を自由通路として活用する計画があります。駅前広場や駅名については、地域からの要望を踏まえて検討されました。

2024年12月13日には、新潟市役所、JR東日本新潟支社などが、翌2025年3月15日に上所駅が開業することを発表しました。

歴史

新潟駅 - 白山駅間は駅間距離が長く、周辺には新潟県立新潟南高等学校や新潟ユニゾンプラザがあることから、以前より新駅設置の要望がありました。1990年代には上所地区への新駅設置計画が浮上しましたが、バブル崩壊などの影響で具体的な動きは停滞していました。

年表

2017年（平成29年）：地元の上所校区コミュニティ協議会が周辺住民約1万7千人分の署名を集め、新潟市に駅の設置を要望しました。
2018年（平成30年）：新潟市役所が新駅の検討費用を予算に計上しました。
2022年（令和4年）
2月7日：新潟市役所とJR東日本が「越後線白山・新潟間（仮称）上所新駅設置等に関する基本協定」を締結し、2024年度末の開業を目指すことが決定しました。
10月：新潟市役所が地元の児童・生徒や住民から駅名を募集し、「上所」「所島」「南高校前」の3案を選定、JR東日本に提示しました。
2023年（令和5年）
4月19日：国土交通省北陸信越運輸局が仮称・上所駅の設置を認可しました。
6月1日：JR東日本が新駅の名称を「上所駅」とすることを発表しました。
2025年（令和7年）
3月9日：開業記念式典・内覧会が開催されました。
3月15日：上所駅が開業しました。

駅構造

上所駅は、相対式ホーム2面2線を有する駅です。ホーム間の移動には既存の地下道が利用される予定です。ホームの長さは125メートルで6両編成に対応しており、上屋は60メートルで3両分をカバーします。外壁のデザインは水のせせらぎをイメージし、駅名標は新潟南高校とのコラボレーションによって、近くの信濃川や鳥屋野潟をイメージしたデザインとなっています。

上所駅は新潟駅が管理する無人駅で、駅本体の総工費25億円は新潟市が全額を負担しています。

のりば

1番線：新潟方面

2番線：白山方面

利用状況

上所駅の1日の乗降人員は4,600人と想定されています。

駅周辺

都タクシー 本社
清水フードセンターとやの店（店舗の運営はイオンリテールが担当）
新潟県立新潟南高等学校
新潟市立上所小学校
愛泉こども園
新潟県道1号新潟小須戸三条線
新潟県道51号新潟黒埼インター笹口線
新潟県道164号白山停車場女池線
信濃川

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

越後線

白山駅 - 上所駅 - 新潟駅

もう一度検索