上枝駅

上枝駅

上枝駅（ほずええき）は、岐阜県高山市下切町にある、東海旅客鉄道（JR東海）高山本線の駅です。その難読な駅名でも知られています。駅名は、開設当時に存在した上枝村に由来しています。

歴史

1934年（昭和9年）10月25日：鉄道省高山本線飛騨小坂駅 - 坂上駅間延伸時に開設され、旅客と貨物の取り扱いを開始しました。
1971年（昭和46年）2月16日：荷物の取り扱いが廃止され、無人駅となりました。
1982年（昭和57年）3月1日：貨物取り扱いが高山側線扱いとなり、石油の取り扱いが行われていましたが、実際に廃止されたのは1995年です。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道（JR東海）の駅となりました。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。古い木造駅舎が線路よりも一段低い場所にあります。2番線ホームには待合室はありません。駅舎はホームから離れた場所にあり、内部には時刻表やベンチ、地元の小学生が作成した機関車模型が設置されています。高山駅が管理する無人駅です。

かつて駅の改札外には木造の古い公衆トイレがありましたが、老朽化のため2022年1月で使用停止となりました。その後、出入口が板で塞がれた状態でしたが、2023年4月に解体され、現在は更地となっています。

のりば

利用状況

2019年度の1日平均乗車人員は14人です。

駅周辺

駅周辺は住宅地が広がっています。駅前の道を東に約200メートル進むと、岐阜県道89号高山上宝線に接続します。

主な周辺施設:

高山上枝駅前郵便局
高山警察署上枝警察官駐在所
高山西高校
温泉 ひだまりの湯
高山市立三枝小学校
須田病院
岐阜県道457号名張上切線
宮川
宮川第14号橋梁（宮川と国道41号線に架かる橋梁で、書籍では『あじめ橋』と紹介されていて、鉄道写真の名所）
高山インターチェンジ
のらマイカー「上枝駅」停留所：北線

エピソード

2022年12月5日に発生した詐欺事件では、犯人が駅名を「うええだ」駅と読み間違えたことが発覚しました。この誤りに不審を抱いた鳩タクシーの社員が着信番号を控え、岐阜県警高山警察署に通報したことで、犯人は逮捕されました。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

高山本線

高山駅 (CG25) - 上枝駅 - 飛騨国府駅

脚注

[1]

関連項目

日本の鉄道駅一覧

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