上海世茂国際広場

上海世茂国際広場について

上海世茂国際広場（Shimao International Plaza）は、中華人民共和国上海市の黄浦区南京東路789に位置する超高層ビルです。このビルは、上海環球金融センターやジンマオタワーに次ぐ、上海市で3番目に高いビルであり、黄浦江の西側、すなわち浦西地区においては最高の高さを誇ります。タワー棟の先端にそびえる2本の尖塔を含む全高は333.3メートルに達します。

歴史的背景

世茂国際広場は、元々Wan Xiang Groupによって開発されたビルですが、2001年に不動産開発業者の世茂集団がこのプロジェクトを買収し、名称を上海世茂国際広場に変更しました。工事は2002年の7月から本格的に始まり、2004年の10月18日に棟上げが行われました。その後、2004年12月には第1期となるショッピングセンターがオープンし、続いて2006年9月にはホテルが試験営業を開始、12月初旬に正式に開業しました。最終的には2007年1月に竣工し、続いて第2期のショッピングセンターも同年5月末にオープンしています。総工費は合計で30億人民元に達しました。

建物の構造と内容

このビルの総建築面積は170,000平方メートルです。構造はタワー棟、低層棟、そして公共広場で構成されています。タワー棟は地上60階建てであり、低層棟は10階建てです。また、公共広場部分は2,000平方メートル近い広さを誇ります。タワー棟の下部はオフィススペースに利用されており、高層部分には名高い五つ星ホテルである「コンラッド上海」（上海康莱德酒店）が入居しています。このホテルは728室の客室を備えており、訪れる観光客やビジネス客に高品質な宿泊体験を提供しています。

低層棟には大型のショッピングセンターである百聯世茂国際広場が併設されており、買い物や食事を楽しむことができます。このショッピングセンター内には、多彩なブランドの店舗や飲食店が集まっているため、訪れる人々に多様なサービスを提供しています。

地域における位置づけ

上海世茂国際広場は、その立地と規模から観光名所やビジネスの中心地として重要な役割を果たしています。周囲には観光スポットや交通機関が充実しており、訪問者にとって利便性の高い場所となっています。特に、地元の人々だけでなく、海外からの観光客にとっても、都市の魅力を味わうことができる絶好の場所として位置付けられています。

このように、上海世茂国際広場は、ビジネス、ショッピング、観光など多くの活動を支えるランドマークとして、上海の顔となっています。

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