上海海事大学

上海海事大学について

上海海事大学は、中国上海市浦東新区に位置する国立大学です。1909年の創立以来、中国における高等航海教育の先駆けとして、その歴史を刻んできました。当初は南洋公学の船政科として始まり、幾度かの変遷を経て現在の大学へと発展しました。

歴史

上海海事大学の起源は、清朝末期の1909年に遡ります。当時、盛宣懐が創立した南洋公学の船政課がその始まりです。その後、1912年には呉淞商船学校として独立し、1933年には呉淞商船専科学校と改称しました。

1950年には、呉淞商船学校と上海交通大学航業管理系が合併し、上海航務学院が成立しました。1959年には、交通部の管轄下で上海海運学院として再編され、2004年には教育部の承認を得て上海海事大学と名称を改めました。

教育と研究

上海海事大学は、以下の学部と研究機関を有しています。

学部

商船学院
交通運輸学院
経済管理学院
経済管理学院（亜洲郵輪学院）
物流工程学院
信息工程学院
外国語学院
文理学院
海洋科学与工程学院
継続教育学院
高等技術学院、港湾学校
海洋材料科学与工程研究院
法学院
物流工程学院（中荷機電工程学院）
徐悲鴻芸術学院
物流科学与工程研究院
上海高級国際航運学院
マルクス主義学院

附属機関

中国・オランダ経済研究センター
上海国際出荷研究センター
上海港機械品質監督・テストセンター
コンテナ・サプライチェーン技術研究センター
海事法研究センター
ナビゲーション科学研究所
電気オートマチック研究所
水経済研究所
機械工程デザイン研究所
シミュレーション技術研究所
ネットワークコンピューティング研究所
応用数学・物理研究所
高等教育研究所

これらの学部と研究機関では、海事、物流、経済、情報技術など幅広い分野で教育と研究が行われています。特に海事分野においては、中国を代表する研究拠点としての役割を担っています。

キャンパス

上海海事大学は、臨港新城キャンパスと東キャンパスの2つのキャンパスを有しています。臨港新城キャンパスは、大学の本部が置かれており、広大な敷地と最新の設備を備えています。

国際交流

上海海事大学は、国際交流にも力を入れており、以下の大学と学術交流協定を結んでいます。

神戸大学
東京海洋大学
テキサス大学オースティン校
韓国海洋大学校
国立台湾海洋大学
世界海事大学
西オーストラリア大学

これらの交流を通じて、グローバルな視点を持った人材の育成にも貢献しています。

関連大学

大連海事大学
世界海事大学

外部リンク

公式サイト（中国語）)
公式サイト（英語）)
* 対外中国語教育センター（日本語）)

上海海事大学は、海事分野における中国の教育と研究を牽引する重要な大学であり、今後もその発展が期待されます。

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