上海紅鯨団が行く

上海紅鯨団が行く

『上海紅鯨団が行く』は、1986年10月から1987年9月までフジテレビ系列で放送されたバラエティ番組です。関西テレビとIVSテレビ制作が共同で制作し、MIZUNOがスポンサーでした。放送時間は毎週土曜23:00から23:30。

概要

この番組は、「中国」をテーマにしたバラエティ番組で、視聴者からのリクエストに応える企画や、アンティークショップ「上海紅鯨」を舞台にした企画などがありました。団員の中川比佐子が気になる商品を紹介するコーナーも人気でした。

番組の大きな特徴として、港区白金台に期間限定のショップ「べにくじら」を開設し、雑貨や桃まん、肉まんなどを販売しました。番組開始・終了時には店舗の場所を告知するなど、メディアミックスの先駆けとも言える試みを行っています。

1987年に入ると、「怪しい古ぼけた上海バスが行く」と題し、旧型のバスに乗って一般参加型の企画を実施しました。「上海豚ロデオ」や「勝ち抜き卓球大会」などの企画を行い、優勝者には上海旅行がプレゼントされました。また、7人勝ち抜きで賞金が贈られる女相撲企画や、男女の出会いをテーマにした企画も登場しましたが、番組自体が終了してしまいました。最終回では、参加者に上海バスがプレゼントされました。

番組と連動した期間限定ショップの展開は、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の手法を参考にしたと言われています。「紅鯨団」という名称は、後継番組である『ねるとん紅鯨団』に引き継がれ、番組内容も5か月間は同番組が引き継いでいました。

出演者

片岡鶴太郎（団長）
中川比佐子（団員番号002）
翔（団員番号003）
柳沢慎吾（団員番号004）
桜金造（団員番号005）
森尾由美（団員番号006）
京本政樹（団員番号007）
田代まさし（団員番号008）
ケント・デリカット（団員番号009）
野々村文宏（団員番号010）
[ダンプ松本]
荒勢（団員番号014）
藤正樹（団員番号015）
ゼンジー北京（団員番号016）
ケラ（団員番号017）
西川のりお（団員番号018）
春一番（団員番号無し）

ナレーター

大森章督

ナレーションは、番組の秘密結社という設定やサスペンスタッチの手法に合わせて、不気味な語り口で行われました。

主題歌

有頂天「べにくじら」
ストリート・ダンサー「渚のCCC」 - エンディングテーマ

『上海紅鯨団が行く』は、斬新な企画と個性的な出演者で、当時のバラエティ番組に大きな影響を与えた番組と言えるでしょう。

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