上海軌道交通4号線

上海軌道交通4号線

上海軌道交通4号線（シャンハイきどうこうつう4ごうせん）は、中華人民共和国の上海市内で、主要な駅を環状に結ぶ地下鉄路線です。この路線は、宜山路駅から中山公園駅を経由し、上海火車站駅や世紀大道駅に至るまでの各駅をつなぎます。

路線の歴史と開業経過

4号線は2005年12月31日に、まず大木橋路駅から宜山路駅を経て藍村路駅の区間が開業しました。この時点での運行距離は27キロメートルでした。開業当初は、3号線の一部区間と共用される形で運行されており、16駅が設置されました。その後、工事中に発生した事故が原因で、一部区間の開業が遅れましたが、幸いにも人的被害はありませんでした。この一件は全国的な地下鉄建設の計画に影響を与え、中国の地下鉄建設政策が見直されるきっかけともなりました。

2007年12月29日には、全線が開業し、運行間隔は全時間帯で5.5分に設定されました。この環状運転の開始により、上海内の公共交通アクセスが大幅に改善されました。

路線データ

• - 総延長: 33.747キロメートル
• - 駅数: 22駅（終点駅及び3号線共用駅を含む）
• - 複線区間: 全線複線
• - 電化方式: 直流1500Vで全線が電化されています。
• - 最高速度: 80 km/h

車両の概要

4号線で使用される車両は主に04A02型と04A01型の2種類です。04A02型は中車長春軌道客車と上海電気によって製造され、最大80 km/hでの運行を前提とした設計です。車両編成は6両で構成され、定員は310人に設定されています。

一方、04A01型（旧AC05型）はシーメンスと株洲電力機車によって製造されており、同様に設計時速は80 km/h、6両編成・310人定員です。どちらの車両も長さ23.54メートル、幅3メートルという寸法で、快適な移動環境を提供しています。

駅一覧

4号線は全てが上海市内に位置しており、以下の駅が含まれています。内回りの方向は、宜山路駅から中山公園駅、上海火車站駅、世紀大道駅を経由して再び宜山路駅へ戻ってきます。また外回りでは、同じく宜山路駅から世紀大道駅、上海火車站駅を経て中山公園駅を通り、再度宜山路駅に至ります。

結論

上海市の地下鉄網において4号線は非常に重要な位置を占めています。開業以来、利便性を向上させ、交通渋滞の緩和にも寄与してきました。今後もさらなる発展が期待される路線です。

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