上牧駅 (大阪府)

上牧駅（かんまきえき）

上牧駅は、大阪府高槻市神内二丁目にある、阪急電鉄京都本線の駅で、駅番号はHK-73です。この駅は高槻市の東北端に位置し、隣接する三島郡島本町との境界にも近いため、同町からも利用者が訪れています。

概要

周囲には上牧にちなんだ町名が多数存在しますが、実際の駅は神内という地名に属しています。上牧駅の西側には、高槻市駅があり、その間の距離は4.3キロメートルで阪急では最も長い駅間距離です。反対に、東隣の水無瀬駅とは0.8キロメートルと短く、阪急全体でもこの距離は特に短い部類に入ります。

歴史

上牧駅は1934年に開業し、その際の駅名は「上牧桜井ノ駅」でした。これは、近くにある桜井駅の最寄り駅だったからです。しかし、1939年に新たに桜井ノ駅（現在の水無瀬駅）が開業すると、上牧駅に改称されました。その後、1943年には京阪電気鉄道が阪急電鉄に合併され、現在の駅名に至りました。1963年には高架化工事が始まり、その結果、駅構造が現在の姿に変貌しました。

駅構造

上牧駅は盛土による高架駅で、島式ホームが1面2線設けられています。改札口は線路の西側に1か所あり、地平部に設置されています。駅周辺には東海道新幹線が近接しており、駅のホームからは新幹線の通過を目視することができます。

利用状況

2022年のデータによれば、上牧駅の1日あたりの平均乗降客数は8,116人で、阪急全線では73位、京都本線内では比較的少ない乗降数となっています。利用状況は年々変化しており、特定日における乗降客数も細かく記録されています。

駅周辺の交通

2005年には駅前の再開発が行われ、タクシー待機場が設けられましたが、常駐のタクシーはないため、利用の際には事前に手配が必要です。また、駅前ロータリーには高槻市営バスが乗り入れており、淀の原と上牧地区系統が運行されています。バス停は「阪急上牧駅」として知られ、2022年度の乗降客数は37,359人でした。

隣の駅

上牧駅の隣には、阪急電鉄京都本線の高槻市駅（HK-72）と水無瀬駅（HK-74）があります。上牧駅は通過する急行電車も多く、さまざまな種類の運行形態が利用者に提供されています。

上牧駅は、その歴史的背景と共に地域の人々の交通の便を支えており、今も多くの利用者に親しまれています。

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