上田慶行

上田慶行（うえだ よしゆき）は、1967年11月5日生まれの元朝日放送（ABC）アナウンサーです。兵庫県神戸市兵庫区出身で、名門の甲陽学院高等学校を経て京都大学教育学部を卒業後、1990年に朝日放送に入社しました。

朝日放送のアナウンス部に在籍中には、男性アナウンサーとしては比較的珍しい育児休暇を取得した経験があります。これは、当時の社会において、男性の育児参加がまだ一般的ではなかった中で、彼の柔軟な働き方を示すエピソードと言えるでしょう。

しかし、2007年2月には、セクハラ問題が発覚し、アナウンス部から総務局ISO事務局へと異動することとなりました。この出来事は、アナウンサーとしてのキャリアに大きな転換点をもたらし、その後、第一線での活躍は見られなくなりました。

また、意外な一面として、大相撲の元大嶽親方（元関脇貴闘力）とは幼なじみであり、小学校時代は同級生だったという間柄です。幼い頃からの親交が、彼の人となりを形成する上で、何らかの影響を与えた可能性も考えられます。

アナウンサーとして担当していた主な番組は以下の通りです。

テレビ

朝日放送テレビ
おはようコールABC（司会）
まいど!大阪プロレスです（スカイ・A sports+）

ラジオ

朝日放送ラジオ
ニュースデスク（日曜朝～昼、平日夜）
上沼恵美子のこころ晴天（火曜日レギュラー）

これらの番組を通して、上田慶行は、多くの視聴者やリスナーに親しまれ、そのアナウンス技術やパーソナリティは高く評価されていました。特に、朝の情報番組『おはようコールABC』では、司会者として、その日のニュースを分かりやすく伝え、多くの人に支持されました。また、ラジオ番組では、ニュースデスクとして冷静な分析や、パーソナリティとして、親しみやすい語り口で、多くのリスナーから信頼を得ていました。

上田慶行のアナウンサーとしてのキャリアは、輝かしい活躍と同時に、セクハラ問題による異動という苦い経験も含まれます。しかし、彼の育児休暇取得や、アナウンスの仕事に対する真摯な姿勢は、多くの人々に記憶されているでしょう。

もう一度検索