上神梅駅

上神梅駅（かみかんばいえき）は、群馬県みどり市大間々町上神梅に位置する、わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の駅です。駅番号はWK06。

歴史

上神梅駅は、1912年（大正元年）9月5日に足尾鉄道の大間々駅 - 神土駅（現在の神戸駅）間が開通した際に開業しました。その後、1918年（大正7年）6月1日に国有化され、足尾線の駅となりました。

1960年（昭和35年）12月15日には貨物営業が廃止され、1970年（昭和45年）10月1日には荷物扱いも廃止。同時に無人駅となっています。

1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となりましたが、1989年（平成元年）3月29日にJR足尾線の第三セクター鉄道化により、わたらせ渓谷鐵道の駅として新たなスタートを切りました。

2008年（平成20年）7月8日には、駅舎およびプラットホームが国の登録有形文化財として登録され（官報告示は7月23日）、その歴史的価値が認められました。さらに、2016年（平成28年）9月22日には、駅本屋が土木学会選奨土木遺産の「わたらせ渓谷鐵道関連施設群」として認定されています。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、無人駅です。かつてはタブレットによる通票を扱う相対式2面2線でしたが、国鉄の合理化によって棒線化されました。駅より間藤方向に分岐跡の線路が残っています。

開業時から使用されている木造駅舎（昭和初期に増築）は、プラットホームとともに登録有形文化財に登録されており、その趣のある佇まいが訪れる人々を魅了しています。

利用状況

上神梅駅の1日の平均乗降人員は以下の通りです。
（具体的な乗降人員データは省略）

駅周辺

駅周辺には、旧みどり市立神梅小学校、国道122号、貴船神社などがあります。

その他

2017年1月30日放送の『駅弁刑事・神保徳之助11』（TBSテレビ・月曜名作劇場）において、正名僕蔵演じる被害者の出身地として当駅が登場しました。ドラマ内では駅弁が販売されている設定でしたが、実際には無人駅であるため、これは架空の設定です。

文化財等

登録有形文化財 - 2008年（平成20年）7月8日登録
駅本屋及びプラットホーム
土木学会選奨土木遺産 - 2016年度（平成28年度）認定
駅本屋（わたらせ渓谷鐵道関連施設群の一部として）

隣の駅

わたらせ渓谷鐵道

■わたらせ渓谷線

大間々駅（WK05） - 上神梅駅（WK06） - 本宿駅（WK07）

上神梅駅は、その歴史的な駅舎と周辺の自然が調和した、魅力あふれる駅です。ぜひ一度、訪れてみてください。

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