上総片貝駅

上総片貝駅（かずさかたかいえき）

上総片貝駅は、かつて千葉県山武郡九十九里町に存在した九十九里鉄道の駅であり、同鉄道の終着駅でした。1961年の鉄道廃止後は、同社が運行する路線バスの停留所「片貝駅バス停留所」として、その名残を留めています。

歴史

1926年（大正15年）11月25日: 九十九里軌道の片貝駅（かたかいえき）として開業しました。
時期不詳: 上総片貝駅（かずさかたかいえき）に改称されました。この改称の具体的な時期は不明です。
1932年（昭和7年）3月24日: 社名変更により九十九里鉄道の駅となりました。これにより、駅の運営主体が変更されました。
1961年（昭和36年）3月1日: 九十九里鉄道の全線廃止に伴い、上総片貝駅も廃止されました。その後、駅の跡地はバス停「片貝駅バス停」として利用されるようになりました。

駅構造

上総片貝駅には、鉄道車両の方向転換を行うためのターンテーブルが設置されていました。これは、当時の車両の構造上、終着駅で方向転換が必要だったためです。

駅周辺

上総片貝駅の周辺には、九十九里海岸が広がっています。駅から海岸までは徒歩数分の距離にあり、海水浴や散策を楽しむことができます。駅があった場所は、現在もバス停として利用され、地域住民や観光客の足として重要な役割を果たしています。

片貝駅バス停留所

九十九里鉄道の廃止後、上総片貝駅の跡地はバスの停車場や廃車置場として利用されています。現在では「片貝駅バス停」として、東金駅や千葉駅方面への路線バスの始発停留所となっています。このバス停は、かつての駅の役割を引き継ぎ、地域住民の重要な交通拠点となっています。

隣の駅

九十九里鉄道線

学校前駅 - 上総片貝駅

脚注

上総片貝駅は、鉄道駅としての役割を終えた後も、バス停として地域に貢献しています。
九十九里鉄道の歴史を語る上で、上総片貝駅は重要な存在です。

関連項目

日本の鉄道駅一覧
* 廃駅

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