上野啓輔

上野啓輔のプロフィールと経歴

上野啓輔（うえのけいすけ）は1986年3月6日生まれ、千葉県船橋市出身の元プロ野球選手であり、現在は野球指導者兼実業家として活躍しています。彼は株式会社FROM BASE.の代表取締役を務める一方、大正大学硬式野球部のコーチとして若手選手の育成にも力を入れています。

経歴

プロ入り前

上野の野球人生は中学時代から始まります。船橋リトルシニアでプレーした彼は、その頃は主に打者としての才能を発揮し、関東大会ではベスト8に進出しました。高校は習志野市立習志野高等学校に進み、エースとして活躍。特に3回戦での完封劇は大きな注目を集めましたが、4回戦での敗退が悔やまれました。卒業後は上武大学に進学するものの、わずか2ヶ月で中退。その後、約半年間フリーターとして多様なアルバイトで生活していました。

アメリカ時代

その後、船橋リトルシニアの監督の計らいでアメリカに渡ります。フロリダ・マーリンズのアカデミーで出会ったリック・バンデンハークの影響を受け、再び野球に取り組む決意を固めるも、初めのテストには合格できず帰国。母校の協力を得て、高校生の練習時間に合わせてグラウンドでの練習を再開しました。

2度目の渡米ではテストに合格するも、ビザの問題でついに入団には至らず、最終的には独立リーグのサムライベアーズに所属。テキサス・レンジャーズのマイナーリーグでの3シーズンにかけて活躍し、主に中継ぎ投手として多くの試合をこなし、一定の成績を残しましたが、2009年には戦力外通告を受けました。

日本時代

帰国後、2009年には香川オリーブガイナーズに入団。そこでも確かな実力を示し、ヤクルトスワローズから育成選手として指名を受けます。ヤクルトでの2年間の活動の末、戦力外通告を受けた後、台湾プロ野球のチームでのテストを受けるも、不合格となり、ついに現役を引退する意思を固めました。

現役引退後

現役引退後は、不動産業界に身を置きながら、野球の普及活動にも関わっていきました。2014年には独立して株式会社FROM BASE.を設立し、自身の経験を基に子供や青少年への野球指導を行い、現在も大正大学の投手コーチとして選手の成長に寄与しています。

プレースタイル

上野啓輔の投球スタイルは、彼の長身から繰り出される角度のある152km/hのストレートが特徴です。加えてカーブ、スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球も投げこなします。彼がヤクルトから指名された際にはさらなるスピードアップと新たな球種の吸収が期待されていました。

彼の気持ちや経験が次世代へと受け継がれ、若手選手たちの成長に貢献している姿は、野球界にとっても貴重な存在です。

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