上麻生 (川崎市)

上麻生（かみあさお）

上麻生は、神奈川県川崎市麻生区にある地名で、行政区画としては大字上麻生と、上麻生1丁目から上麻生7丁目までの地域が含まれています。この地域は、住居表示が一部実施済みであるものの、上麻生自体には未だ実施されていない部分もあります。

地理

上麻生は、麻生川の東側に位置し、小田急小田原線沿いの低地とそのすぐ東にある丘陵地帯からなる南北に長い形状をしています。丘陵地は1970年代から住宅地としての開発が進んでおり、現在では住環境が整った地域となっています。南部は柿生駅の近くで、かつては旧・都筑郡柿生村の中心地でした。北部は新百合ヶ丘の南側に位置し、麻生区の中心的なエリアとされています。また、北側は万福寺や百合丘、東側は王禅寺西や下麻生、南側は町田市三輪町、西側は町田市能ヶ谷、片平、古沢と接しています。

地価

住宅地の地価は、2025年1月1日の公示地価に基づくと、上麻生の2-24-25地点が40万2000円/m²、上麻生3-9-42地点が27万7000円/m²、上麻生4-36-5地点が33万8000円/m²、上麻生7-12-11地点は22万円/m²となっています。このような地価は地域の発展や需要を反映していると言えます。

歴史

地域の歴史は1889年4月1日から始まります。この日、都筑郡柿生村が成立し、上麻生はその大字となりました。1939年には川崎市に編入され、川崎市上麻生となります。その後、1974年に新百合ヶ丘駅が開業したことを契機に、上麻生の北部丘陵地での開発が加速しました。1984年には上麻生の一部が上麻生1丁目〜3丁目に改編されるなど、地域の町名も変遷を経験しています。

1996年には上麻生5丁目が新設され、1999年には上麻生6丁目・7丁目が新たに設立されました。これにより、地域の住居表示が整備され、より多くの世帯が住むことができるようになりました。

世帯数と人口

2025年6月30日現在のデータによると、上麻生の世帯数と人口が明らかにされていますが、具体的な数値は地域の発展を示す指標となっています。また、国勢調査によって世帯数や人口の推移も追跡されています。

学区

上麻生の小学校や中学校の学区については2021年12月時点の情報があり、それに基づいて地元の教育機関との関連性も理解されています。

事業所

2021年現在、経済センサスの調査によると、この地域には一定数の事業所が存在し、従業員数も把握されています。事業者の数や従業員数は地域経済の動向を反映している重要な指標です。

交通

上麻生の交通環境は充実しており、北部には新百合ヶ丘駅、南部には柿生駅があります。また、中央部を通る尻手黒川道路や東京都道3号世田谷町田線、神奈川県道12号横浜上麻生線も交通の重要な軸となっています。

施設

上麻生には、柿生駅や川崎市立麻生小学校、川崎市立麻生中学校、昭和音楽大学ならびにイオンスタイル新百合ヶ丘など、多彩な施設が存在します。地域には商業施設や教育機関だけでなく、寺院や神社も点在しています。

その他

郵便番号は215-0021で、集配局は麻生郵便局となっています。また、地域内の治安を守るために、警察管轄区域も明確です。

上麻生は自然環境と都市生活の利便性が共存する地域であり、今後の発展が期待されています。

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