下久野駅

下久野駅（しもくのえき）

下久野駅は、島根県雲南市大東町下久野にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）木次線の駅です。駅の愛称は「動動」（あよあよ）と呼ばれ、地域住民に親しまれています。

歴史

下久野駅は、1932年（昭和7年）に木次線の木次駅 - 出雲三成駅間が開通した際に開設されました。当時は鉄道省の駅として開業しています。

1932年（昭和7年）12月18日：鉄道省木次線木次駅 - 出雲三成駅間開通時に開設。
1971年（昭和46年）10月1日：国鉄職員による乗車券発売が停止され、手小荷物の取り扱いも廃止されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となりました。
2008年（平成20年）：地元の住民グループ「花ももステーション」による駅の管理が開始されました。

駅構造

下久野駅は、備後落合方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅（停留所）です。かつては島式ホーム1面2線でしたが、駅舎側の1線は撤去されました。

現在は木次鉄道部が管理する簡易委託駅となっており、地元の住民グループ「花ももステーション」が駅の管理を行っています。駅舎とホームの間にある線路跡地は畑として利用されており、駅ナカ農園として野菜が栽培されています。地域住民の憩いの場、観光客へのアピールの場としての役割も担っています。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

1984年度:43人
1994年度:35人

過疎化の影響を受け、利用者は減少傾向にあります。しかし、地域住民にとっては大切な交通手段であり、駅の維持・活性化に向けた取り組みが行われています。

駅周辺

駅は東西に延びる久野川の細い谷に位置しています。駅は久野川の南岸にあり、対岸には島根県道45号安来木次線が通っています。駅と島根県道45号線との間は、島根県道216号下久野停車場線が結んでおり、下久野橋で久野川を渡ります。

バス路線

島根県道45号線沿いには雲南市民バスの「JR下久野駅前」停留所があり、阿用・久野線のバスが経由します。これにより、駅周辺の住民はもとより、広範囲からのアクセスが可能となっています。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

木次線
日登駅 - 下久野駅 - 出雲八代駅

まとめ

下久野駅は、ローカル線の駅でありながら、地域住民の熱意によって支えられている温かい雰囲気の駅です。駅ナカ農園など、ユニークな取り組みも行われており、訪れる人々を楽しませています。木次線を旅する際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

外部リンク

* 下久野駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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