下石見信号場

下石見信号場（しもいわみしんごうじょう）は、鳥取県日野郡日南町下石見に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）伯備線の信号場です。伯備線の単線区間において、列車の行き違いを行うための重要な施設となっています。

歴史

1973年（昭和48年）9月28日に開設されました。伯備線の輸送力増強のために設置されたと考えられます。

構造

上石見駅から生山駅方向へ約4.9kmの地点に位置し、2本の線路を持つ単線行き違い型の信号場です。具体的には、以下のようになっています。

1番線：上下本線として使用されます。
2番線：下り副本線として使用されます。
一線スルー方式: 1番線には双方向への出発信号機が備えられており、一線スルー構造となっています。これは、通過列車が速度を落とさずに本線を通過できる方式です。
行き違い時の運用: 通常、行き違いがない場合は、上下線ともに1番線を通過します。しかし、行き違いがある場合は、双方向の列車が左側通行で信号場を通過します。これにより、安全かつ効率的な列車交換を実現しています。

周辺

信号場の周辺は、のどかな田園風景が広がっており、耕作地や集落が見られます。米子駅方面には農道の陸橋があり、そこから信号場をほぼ一直線に見渡すことができます。この陸橋は、鉄道写真愛好家にも人気の撮影スポットとなっています。

アクセス

公共交通機関を利用する場合、以下の方法があります。

鉄道: 最寄りの生山駅から県道を新見方面へ約3km進み、右側にある農道の陸橋の下に出ると、信号場の米子寄り終端に到着します。
バス: 日南町営バスも利用できますが、運行本数が少ないため、事前に時刻表を確認することをお勧めします。

隣の施設

西日本旅客鉄道（JR西日本）

伯備線

上石見駅 - （下石見信号場） - 生山駅

脚注

日本の信号場一覧

関連項目

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