下長智子

下長智子（旧姓：松下智子）

下長智子（しもなが ともこ、旧姓：松下、1966年7月14日 - ）は、熊本県熊本市西区出身の元卓球選手です。輝かしい選手キャリアを持ち、全国中学校卓球大会、全日本卓球選手権大会ジュニアの部、インターハイで優勝を飾りました。大学在学中には世界卓球選手権にも出場し、その実力を世界に示しました。現在は、夫である元卓球選手の松下雄二氏が運営する卓球教室で指導者として活躍しています。また、義兄は元卓球選手でTリーグチェアマンの松下浩二氏です。

経歴

下長選手は、熊本市立城山小学校を卒業後、熊本市立三和中学校に進学しました。中学3年（1981年）の時には、全国中学校卓球大会シングルスで優勝し、早くからその才能を発揮しました。熊本女子高等学校に進学後も、その勢いは衰えず、2年（1983年）には全日本卓球選手権ジュニアの部でシングルス優勝、3年（1984年）にはインターハイシングルスで優勝という偉業を達成しました。同年、全日本卓球選手権一般の部でもベスト8に入るなど、その実力は国内トップレベルにありました。

青山学院大学文学部へ進学後、1年次の1985年には第38回世界卓球選手権（イエテボリ）に出場しました。3年次には、全日本学生卓球選手権大会決勝で星野美香選手と対戦し、準優勝という成績を残しました。大学卒業後は、十六銀行の卓球部に所属し、1990年の全日本卓球選手権大会では3位に入賞、1991年には第41回世界卓球選手権（千葉市）にも出場するなど、社会人としてもしばらくの間活躍を続けました。

2003年には、NEW!!わかふじ国体において熊本県の少年女子チームの監督を務め、後進の育成にも力を注ぎました。現在は、夫である松下雄二氏が運営する卓球教室「まつしたスポーツ」で、レッスン講師として、子供から大人まで幅広い層に卓球の楽しさを伝えています。また、息子である松下海輝、松下大星、松下竜巳も卓球選手として活躍しており、一家で卓球に情熱を注いでいます。

プレースタイルと人物

下長選手のプレースタイルは、粘り強い守備からチャンスを伺うスタイルで、「下長型卓球」と称されるほど独特なものでした。そのプレースタイルは、多くの選手に影響を与え、現在でも参考にされることがあります。指導者としては、長年の経験と実績に基づいた的確な指導が好評で、多くの選手を育成しています。

外部リンク

下長智子 ITTFデータベース （英語）
SHIMONAGA Tomoko - ITTFプロフィール （英語）
松下智子（まつしたスポーツ） - 卓球ナビ
わたしの練習124下長智子 "下長型卓球"をめざして - バタフライ

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