不動院 (三好市)

不動院の概要

不動院（ふどういん）は徳島県三好市井川町に位置する真言宗御室派の寺院です。この寺院の山号は秀盤山であり、本尊には不動明王が祀られています。四国三十六不動霊場の第6番札所であり、さらに阿波西国三十三観音霊場の17番札所としても知られています。加えて、四国阿波八供養菩薩霊場では「金剛鬘菩薩」としても登場します。

陶酔感を誘う御詠歌

不動院の御詠歌は次のように詠まれています：

ちよろずの　あくまごうぶく　なしたまう　いとくはたかし　南無不動尊

この心を込めた歌は、多くの参拝客に感動を与えています。

歴史

不動院は1897年、つまり明治30年に創建されました。国道192号に面しているため、アクセスが非常に便利です。1902年には、本堂と山門が築かれ、その後、平成時代には本堂が元の場所の後ろに新たに建てられています。その本尊である不動明王は、覚鑁によって彫刻され、もともとは和歌山県九度山村から移転してきたものです。

伽藍の構成

不動院の伽藍は、いくつかの重要な建物から成り立っています。

• - 山門：この寺院の入り口にあたる山門は国道に面しており、訪れる人々を迎えています。
• - 本堂：本堂には不動明王の立像が祀られており、信者たちが手を合わせる場となっています。
• - 位牌堂：この位牌堂は三区画構成であり、中央には正観音立像、右手には弘法大師像、左手には不動明王立像が安置されています。なお、2024年には位牌堂が新しく建てられる予定です。

アクセス

不動院へのアクセスは非常に良好です。徳島自動車道の「井川池田インターチェンジ」からは、車でおよそ5分の距離にあります。その利便性から、多くの参拝客が訪れます。

四国三十六不動霊場

また、四国三十六不動霊場の一環として、不動院は周辺の札所ともつながっています。前後の札所は以下の通りです：

• - 5番 密厳寺 （約4.7km）
• - 6番 不動院 （当寺院）
• - 7番 福性寺 （約10km）

不動院はその歴史的価値や精神的な魅力により、訪れる価値のある名所として広く認識されています。歴史ある本尊不動明王を参拝しながら、心の静けさを得ることができる場所です。訪れることで、多くの人々が心の平和を感じることでしょう。

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