不意打ち (映画)

映画『不意打ち』解説

『不意打ち』（原題：Lady in a Cage）は、1964年に公開されたアメリカのサスペンス映画です。ウォルター・グローマンが監督を務め、オリヴィア・デ・ハヴィランド、ジェームズ・カーンらが出演しています。

あらすじ

物語は、街道沿いの豪邸に住むコーネリアと息子のマルコムを中心に展開します。数ヶ月前に腰を痛めたコーネリアは、屋内の移動に鳥かごのようなエレベーターを使っていました。ある夏の週末、マルコムはバカンスに出かけ、コーネリアは一人残されます。しかし、コーネリアがエレベーターに乗った途端、停電が発生し、彼女は宙吊りの状態で閉じ込められてしまいます。脱出もままならない状況で、コーネリアは非常ベルを鳴らして助けを求めますが、現れたのは彼女にとって最悪の存在でした。

キャスト

コーネリア・ヒルヤード夫人：オリヴィア・デ・ハヴィランド（日本語吹替：寺島信子）
ランドール・シンプソン・オコンネル：ジェームズ・カーン（日本語吹替：中田浩二） - ゴロツキ
イレイン：ジェニファー・ビリングスリー（日本語吹替：平井道子） - ランドールの恋人
エシー：ラファエル・カンポス（日本語吹替：井上真樹夫） - ランドールの子分
マルコム・ヒルヤード：ウィリアム・スワン（日本語吹替：羽佐間道夫） - コーネリアの息子
ジョージ・L・ブレディ Jr.：ジェフ・コーリー（日本語吹替：北村弘一） - アルコール中毒の浮浪者
* セード：アン・サザーン（日本語吹替：翠準子） - 娼婦

映画の評価

Rotten Tomatoesでは、5件のレビューのうち20%が高評価で、平均点は10点満点中4.28点となっています。

エピソード

ジェームズ・カーンにとって、本作は実質的な映画デビュー作となりました。

この映画は、閉鎖された空間における人間の心理を描き出し、観る者に緊張感と不安感を与える作品として知られています。オリヴィア・デ・ハヴィランドの迫真の演技と、ジェームズ・カーン演じる悪役の存在感が、物語に深みを与えています。

もう一度検索