世田谷区立武蔵丘小学校

概要

世田谷区立武蔵丘小学校は、東京都世田谷区北烏山に所在する公立小学校です。学区は、北烏山一丁目、二丁目、南烏山三丁目、そして上北沢五丁目の一部です。学校は住宅地に囲まれており、南側には甲州街道、北側には中央自動車道が走っています。近隣には杉並区立富士見ヶ丘小学校があります。

卒業生の進路としては、約半数が世田谷区立烏山中学校に進学しますが、中学受験により私立中学校に進学する生徒もいます。

最寄りの駅は、京王線の芦花公園駅と京王井の頭線の富士見ヶ丘駅で、それぞれ徒歩約10分と約8分の距離です。

沿革

1973年4月1日に、烏山北小学校に併設する形で開校しました。開校当初の学級数は20、児童数は694名でした。同年6月には校章と校歌が制定され、7月にはPTAが結成されました。8月には新校舎への移転が完了し、9月12日を落成・開校記念日と定めました。

1974年3月には第1回卒業式が挙行され、97名の卒業生を送り出しました。その後も校庭拡張や図工用焼窯の設置、正門の整備などが進められました。

1980年代には、校庭の舗装やスプリンクラーの設置、造形砂場や中庭の整備、体育館の改修が行われました。1990年代には、校舎の改修やプールの改修、BOP（放課後子ども教室）の開設、音楽室や集会室の移転改修などが行われました。

2000年代に入ると、新BOPの開設、PTA室の設置、ランチルームの移動、防球ネットの設置、パソコンルームの設置、インターホンの設置など、教育環境の整備がさらに進められました。2002年には同窓会が設立され、2004年には「おやじの会」が発足しました。また、プールや体育館の改修、トイレの改修、校舎外壁の改修などが実施されました。

2014年には校庭周囲の芝生化が実施され、2015年には給食室が拡張されました。2020年には体育館の耐震改修が行われ、2022年には創立50周年記念式典が挙行されました。

教育目標

武蔵丘小学校では、以下の3つを教育目標として掲げています。

「元気」 心身ともに元気な子ども
「本気」 本気でうちこむ子ども
「根気」 根気強く取り組む子ども

通学区域

上北沢5丁目（44～52番）
北烏山1丁目（全域）
北烏山2丁目（全域）
南烏山3丁目（全域）

進学先中学校

世田谷区立烏山中学校

評価

武蔵丘小学校は、長年にわたり様々な分野で高い評価を受けています。給食指導や児童会活動、PTA活動、歯の健康づくり、学校保健などで、区や都、国から表彰されています。

1977年：給食指導優良校として区長・区教委および文部省から表彰
1977年：児童会交通安全の感謝状を警視庁から受賞
1982年：優良PTAとして表彰
1984年：歯の健康づくり優良校として受賞
1986年：良い歯の学校として表彰
1987年：第22回東京都連合学芸会で表彰
1988年：世田谷区健康安全優良校として表彰、東京都学校保健優良学校として表彰

事故・訴訟

2014年4月、運動会の組み立て体操の練習中に、6年生の男子生徒が転倒し、脳脊髄液減少症と診断される事故が発生しました。この事故により、生徒は頭痛などの後遺症が残り、2017年2月には元在校被害生徒が学校と担任教諭に対し損害賠償を求める訴訟を起こしました。

関連項目

東京都小学校一覧

外部リンク

* 世田谷区立武蔵丘小学校

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