世田谷区立烏山中学校

世田谷区立烏山中学校

世田谷区立烏山中学校（せたがやくりつからすやまちゅうがっこう）は、東京都世田谷区南烏山にある公立の中学校です。一般的に「烏中」（からちゅう）という愛称で知られています。

概要

この学校の学区は、世田谷区北烏山、南烏山の一部、および上北沢5丁目の一部に広がっています。世田谷区の最西北部に位置しており、学区の南端に位置するため、特定の地域からの通学には約40分が必要となることもあります。興味深いことに、上北沢5丁目の一部は学区の飛地であり、その通学路は杉並区を経由します。

烏山中学校の所在地は東京都世田谷区南烏山4丁目26番1号で、周囲には甲州街道、松葉通、烏山交番通、そして南側には住宅地が広がっています。旧甲州街道も近くに位置しています。新しい校舎は「樺色」に統一され、甲州街道からも視認できます。また、学校には温水プールやテニスコートなどを備えた区施設と共用の建物があります。

生徒数は約500名で、烏山北小学校・給田小学校・武蔵丘小学校の卒業生が中心となっていますが、一部の給田小学校卒業生は別の中学校に進学することがあります。さらに、烏山小学校の卒業生も数名がこの学校に進学しています。

部活動と行事

烏山中学校は部活動が非常に活発であり、毎年、秋に開催される合唱コンクールも特に力を入れています。演劇、吹奏楽、卓球、家庭科、バスケットボール、野球、陸上競技など、幅広いプログラムがあり、特に陸上部やバドミントン部は都内の大会に頻繁に参加しています。吹奏楽部は金賞を受賞した実績もあり、演劇部も数年連続で区大会での受賞歴があります。

新校舎と越境規制

2004年に新たな校舎が完成する際、旧校舎の工事中は生徒たちがプレハブ校舎を利用せざるを得ませんでした。このため、学区内の小学校からの進学率は一時下がりましたが、新校舎への移転が行われた後、人気が急上昇しました。

当初は、上祖師谷中学校の区域に住む生徒たちが烏山中学校に越境して入学することが多く見られました。しかし、近年越境規制が強化され、学区外からの生徒がほぼ全て入学できなくなり、進学者数のバランスが徐々に回復しつつあります。

最北端に位置する烏山中学校が学区最南端にあるため、最北端の生徒が通学する際には、通学時間が約1時間に達することがあるため、住民にとっては不合理に感じることもあるようです。

最寄駅

最寄りの駅は京王線の千歳烏山駅で、徒歩約7分、さらに芦花公園駅も約15分でアクセス可能です。

沿革

この学校は1947年に烏山小学校内に設置され、1948年には独立した校舎が完成しました。2004年に現在の新校舎に移転し、敷地はそのまま利用されています。

まとめ

世田谷区立烏山中学校は、教育の質が高く、部活動が活発な学校として地域に根付いています。また、行事への参加や地域との関わりもとても重視されています。これからも生徒たちが成長し続け、成功を収めることが期待されています。

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