世界ストリートファイト6人タッグ王座

世界ストリートファイト6人タッグ王座

世界ストリートファイト6人タッグ王座は、日本のプロレス団体FMW（フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング）が管理・認定していた独自の王座です。FMWがデスマッチ路線を推し進めていた時期に、その象徴として重要な役割を果たしました。

歴史

創設の背景

1995年5月5日、大仁田厚の引退を機に、FMWは新たな方向性として「新生FMW」と呼ばれるデスマッチ路線を打ち出しました。この路線は、W★INGプロモーションを中心に展開されていたデスマッチの要素を取り入れたものであり、世界ストリートファイト6人タッグ王座は、その中心的な存在として創設されました。

王座の誕生

1996年、世界ストリートファイト6人タッグ王座が正式に創設されました。同年5月5日、FMW川崎球場大会において初代王座決定戦が開催され、スーパー・レザーとザ・ヘッドハンターズ（ヘッドハンターA&ヘッドハンターB）のタッグチームが初代王者に輝きました。

大仁田厚との関わり

1998年11月、FMWに復帰した大仁田厚が団体から追放される際、当時の代表であった荒井昌一から餞別として世界ストリートファイト6人タッグ王座のチャンピオンベルトが譲渡されました。この出来事は、大仁田とFMWの関係を象徴するエピソードとして語られています。

王座の封印と復活

1999年5月、世界ストリートファイト6人タッグ王座は一旦封印されました。しかし、同年12月26日、大仁田厚は自身の自主興行「大仁田厚興行」において、王座名をボブワイヤーストリートファイト6人タッグ王座に変更し、王座を復活させました。

王座名の変遷と更なる展開

2015年10月30日、超戦闘プロレスFMW桐生市民体育館大会において、大仁田厚は王座名をFMW認定世界ストリートファイト6人タッグ王座に再度変更し、再び王座を復活させることを発表しました。

2016年10月27日、水道橋で行われた超戦闘プロレスFMWの記者会見において、大仁田厚は初代タイガーマスクのデビュー35周年を祝う企画として、同年11月24日に後楽園ホールで開催される超戦闘プロレスFMWのメインイベントで、大仁田軍（大仁田、雷神矢口、保坂秀樹、Hi69）対タイガー軍（ブラック・タイガー（5代目）、ブラック・タイガーVII、グレート・タイガー、3代目タイガーマスク・ティグレ・エン・マスカラード）による対抗戦を行うことを発表しました。その際、ブラック・タイガー（5代目）と虎覆面男（自称初代タイガーの代理人）が会見に乱入し、ブラック・タイガーが「お前たちの6人タッグのベルトに、もう1本ベルトを加えて8人タッグ王座戦にしろ」と要求。これに対し、大仁田厚が要求を受諾し、王座名はFMW認定世界ストリートファイト8人タッグ王座へと変更されました。

歴代王者

世界ストリートファイト6人タッグ王座
ボブワイヤーストリートファイト6人タッグ王座
FMW認定世界ストリートファイト6人タッグ王座
FMW認定世界ストリートファイト8人タッグ王座

外部リンク

プロレス選手権変遷史 世界ストリートファイト6人タッグ選手権

もう一度検索