世界ペア碁協会

世界ペア碁協会（WPGA）とは

世界ペア碁協会（World Pair Go Association、WPGA）は、ペア碁の国際的な普及と振興を図ることを目的として2008年に設立された団体です。ペア碁プレイヤーの交流を深め、世界各地のペア碁イベントを支援するとともに、国際囲碁連盟（IGF）や国際マインドスポーツ協会（IMSA）と連携し、マインドスポーツ全体の普及にも貢献しています。

協会の目的と活動

WPGAは、ペア碁を世界に広め、育成し、発展させることを目的としています。そのために、ペア碁の国際大会や世界選手権大会を企画・運営し、大会に必要な国際規則を確立しています。また、IGFと協力してペア碁を通じて囲碁全体の普及・発展にも努めています。

主な活動内容は以下の通りです。

ペア碁の国際大会・世界選手権大会の企画・運営
ペア碁に関する国際規則の策定
ペア碁を通じた囲碁の普及・発展
国際囲碁連盟（IGF）や国際マインドスポーツ協会（IMSA）との連携
ペア碁イベントの支援

役員

協会の運営は、会長、副会長、理事によって行われています（2023年1月1日現在）。

会長（日本）：松浦晃一郎
副会長（日本）：滝裕子
理事（中国）：朱国平
理事（韓国）：梁宰豪
理事（欧州）：マーチン・スティアッシニー
理事（北米）：トーマス・シャン
理事（ラテンアメリカ）：エドゥアルド・ロペス
名誉会長（日本）：滝久雄

会員資格

国際囲碁連盟に加盟している国または地域を代表するペア碁団体、または碁団体は、WPGAへの加盟を申請することができます。理事会の承認を得ることで、WPGAの会員になることができます。

歴史と背景

ペア碁は、1990年12月に東京で開催された国際アマチュアペア碁選手権大会をきっかけに、国際的な親睦を深めるための頭脳ゲームとして普及しました。その後、国際マインドスポーツ協会（IMSA）が主催する「ワールドマインドスポーツゲームズ」で囲碁の公式種目として採用されたことを契機に、ペア碁の国際的な普及をさらに進めるため、2008年にWPGAが設立されました。

加盟国・地域

WPGAには、世界各地の国と地域が加盟しています（2023年1月1日現在）。

アジア：16か国・地域
ヨーロッパ：39か国
アフリカ：3か国
アメリカ：15か国
オセアニア：2か国

合計75か国・地域が加盟しています。

PGPP（ペア碁プロモーションパートナー）

PGPPは、ペア碁の育成に共感し、それぞれの国・地域でペア碁の普及活動を積極的に行っている人々のことです。1990年のペア碁創案以来、「国際アマチュアペア碁選手権大会」などの国際大会に参加した選手や役員がPGPPに就任しており、その数は75か国・地域で1500名以上に達しています。PGPPは、世界各地でペア碁の指導・普及に尽力し、ペア碁の国際的な普及拡大に大きく貢献しています。

関連組織

国際マインドスポーツ協会（IMSA）
国際囲碁連盟（IGF）
公益財団法人日本ペア碁協会

外部リンク

日本ペア碁協会 - 公式ウェブサイト
World Pair Go Association （英語）
国際マインドスポーツ協会（IMSA）

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