世界絵文字デー

世界絵文字デーについて

世界絵文字デー（World Emoji Day）は、毎年7月17日に絵文字の使用促進を目的として祝われる記念日です。この日、多くのSNSユーザーは「#WorldEmojiDay」というハッシュタグを使い、絵文字を取り入れた投稿を行います。この特別な日は、現代のデジタルコミュニケーションにおける絵文字の重要性を再認識させる機会ともなっています。

起源

この記念日が始まったのは2014年、絵文字情報サイト「Emojipedia」の創設者、ジェレミー・バージが発案したことに由来します。7月17日という日付が選ばれた理由は、Apple社のiOS用カレンダーアプリにおいて、カレンダーを指す絵文字が「JUL 17」と表記されるためです。この日は、2002年にAppleが「MacWorld Expo」で『iCal for Mac』を初めて発表した日時でもあります。

イベント

世界絵文字デーに関連して、さまざまなイベントが開催されます。特に2016年から実施されている「World Emoji Awards」では、過去1年間で最も多く使用された絵文字や人気投票で選ばれた絵文字が発表され、多くの人々がその結果を楽しみにしています。また、2017年7月17日には、アメリカのエンパイア・ステート・ビルディングが黄色のライトアップで祝いました。

さらに、2019年から2020年初頭にかけて、イタリアの国立映画博物館では「#FacceEmozioni 1500-2020: From Physiognomy to Emojis」と題された展示イベントが行われ、絵文字に関連した芸術作品が多く紹介されました。このように、世界絵文字デーはただの記念日でなく、さまざまな文化イベントと結びつき、絵文字の理解を深める機会を提供しています。

エピソード

世界絵文字デーに関連する興味深いエピソードも存在します。例えば、2015年にはペプシカナダが独自の絵文字を使えるアプリ『#pepsiMoji』を発表し、絵文字がデザインされたペプシコーラのボトルと缶も登場しました。この商品は大きな成功を収め、100以上の市場に展開されました。

また、オーストラリアの政治家、ジュリー・ビショップはSNS上で絵文字を多用していることで知られており、「絵文字の女王」との愛称を持っています。驚くことに、彼女の誕生日も世界絵文字デーと同じ7月17日であるため、特別な日として彼女にとっても意味深いものとなっています。

結論

このように、世界絵文字デーは絵文字という小さなアイコンが持つ力を認識し、それを楽しみ、広める機会となります。絵文字は、言葉だけでは伝えきれない感情やニュアンスを表現するツールとして、現代のコミュニケーションに不可欠な要素です。毎年盛り上がるこの記念日を通じて、さらに多くの人々が絵文字の楽しさを知り、使いこなすことを願っています。

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