世界遺産の一覧 (ヨーロッパ)

ヨーロッパの世界遺産

この記事では、ヨーロッパにあるユネスコの世界遺産について解説します。世界遺産センターの分類では、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、カナダ、アゼルバイジャン、イスラエルが「ヨーロッパ・北アメリカ」としてまとめられています。本記事では、2024年までに決定された危機遺産に関する情報も含めて解説します。

ヨーロッパ各国の世界遺産

ヨーロッパには、多様な文化と歴史を反映した数多くの世界遺産が存在します。以下、国別に主な世界遺産を簡単に紹介します。（網羅的ではありません）

西ヨーロッパ

イギリス: ストーンヘンジ、ロンドンの塔、エディンバラ城など、歴史的建造物や遺跡が数多く登録されています。また、自然遺産として巨石群や湖水地方なども含まれます。
フランス: ヴェルサイユ宮殿、エッフェル塔、モン・サン・ミシェルなど、歴史的建造物や芸術作品が豊富です。他に、シャンパーニュ地方の葡萄畑や、様々な自然遺産も登録されています。
スペイン: アルハンブラ宮殿、サグラダ・ファミリア、アントニ・ガウディの作品群など、歴史的建造物や建築物が有名です。
イタリア: ローマ帝国時代の遺跡（コロッセオ、フォロ・ロマーノなど）、ルネサンス期の芸術作品、ヴェネツィアなどの都市景観など、多様な世界遺産が登録されています。
ドイツ: ケルン大聖堂、ノイシュヴァンシュタイン城、ドレスデン市街など、歴史的建造物や文化遺産が中心です。また、自然遺産として、ドイツの原生ブナ林なども登録されています。
スイス: アルプス山脈の壮大な自然景観、歴史的都市、スイスのアルプスユネスコ世界遺産などがあります。
オーストリア: シェーンブルン宮殿、ザルツブルク旧市街など、歴史的建造物や都市景観が有名です。
オランダ: キンデルダイク・エルスハウトの風車群、アムステルダム運河圏など、独特の景観が特徴です。
ベルギー: ブルージュ歴史地区など、中世都市の景観が美しい世界遺産です。
ポルトガル: シントラ歴史地区、リスボン歴史地区など、歴史的な建造物や都市景観が魅力です。
アイルランド: ブル、ニューグレンジなどの巨石墳、キルケニー城などの歴史的建造物などがあります。
アイスランド: スナイフェルスヨークトル国立公園、シングヴェトリル国立公園など、アイスランドの独特な自然が評価されています。

東ヨーロッパ・中央ヨーロッパ

ロシア: サンクトペテルブルク歴史地区、クレムリンと赤の広場など、歴史的建造物や都市景観が豊富です。また、カムチャツカ半島の火山群や白海・オネガ湖周辺の島嶼など、広大な自然も世界遺産に登録されています。
ポーランド: クラクフ歴史地区、ワルシャワ歴史地区など、歴史的な都市景観が魅力です。
チェコ: プラハ歴史地区、チェスキークルムロフ歴史地区など、中世の街並みが美しいです。
ハンガリー: ブダペストのドナウ河畔など、歴史的建造物や都市景観が有名です。
オーストリア: シェーンブルン宮殿やザルツブルク旧市街など、ハプスブルク帝国時代の華麗な建造物が数多く残っています。
ギリシャ: アクロポリス、デルフォイなど、古代ギリシャ文明の遺跡が数多く残されています。
イタリア: ローマ帝国の遺跡に加え、フィレンツェ、ヴェネツィアなど、ルネサンス期の美しい都市景観も有名です。
クロアチア: ドゥブロヴニク旧市街など、アドリア海の美しい沿岸都市の景観が魅力です。

その他のヨーロッパ

上記以外にも、多くの国に世界遺産が登録されています。アルバニア、アンドラ、アルメニア、北マケドニア、キプロス、スロベニア、スロバキア、セルビア、デンマーク、エストニア、フィンランド、ノルウェー、トルコ、バチカン市国、マルタ、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルク、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、サンマリノ、ジョージアなど、各国の歴史や文化、自然を反映した貴重な世界遺産が数多く存在します。

参考資料

世界遺産アカデミー『世界遺産検定2007 出題解説&問題集』
世界遺産検定事務局『くわしく学ぶ世界遺産300』
* その他多数の文献

本記事は、公開されている情報に基づいて作成されていますが、情報の正確性については保証できません。最新の情報は、ユネスコの世界遺産センターの公式ウェブサイトでご確認ください。

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