並木 (所沢市)

並木地区について

並木（なみき）は、埼玉県所沢市に位置する町名で、一丁目から八丁目に分かれています。この地域は郵便番号359-0042を持ち、所沢市の中央部にあたります。面積は約3.05平方キロメートルで、周辺には北原町、若松町、こぶし町、東新井町、西新井町、北有楽町、喜多町、弥生町、美原町、そして中新井といった町があります。

地理と歴史

かつて並木地区は所沢飛行場の一部であり、戦後にはアメリカ軍によって接収されていました。1971年にはその6割が返還され、1978年にはさらに1割が戻ったものの、今なお所沢通信基地として軍の施設が存在しています。その結果、返還された土地には所沢航空記念公園をはじめ、公団住宅や学校、官公庁が設立され、市役所も移転し、整然とした市街地が形成されています。

地区の発展は1967年の所沢基地全面返還運動に遡ります。この運動には多くの市民が参加し、1971年には米軍基地の約6割が返還されることとなりました。以降、地域では防衛医科大学校や埼玉県立所沢北高等学校などの教育機関も相次いで設立され、1978年には所沢航空記念公園が開園し、現在に至ります。

人口と世帯数

2017年9月30日時点での世帯数や人口についての詳細な情報は、町の発展を示す重要な指標となります。

教育機関と学校

並木地区には、所沢市立並木小学校、美原小学校、中央小学校、また中学校では美原中学校、中央中学校、さらに県立所沢北高等学校があります。過去には並木東小学校や中新井小学校も存在しましたが、合併により閉校され、中央小学校となりました。

交通

交通網については、西武鉄道の西武新宿線が利用でき、航空公園駅が最寄りの駅となります。北部に位置する並木4丁目や5丁目からは、新所沢駅の方が近く便利です。さらに、国道463号やいくつかの県道、そして市道が通っており、地域のアクセスも良好です。バスについては、西武バスや市内循環バスであるところバスが運行されており、町域内の各所に停留所があります。

公共施設

地域には多様な公共施設が存在します。所沢市役所や埼玉県所沢警察署、税務署、法務局の支局などがあり、また、文化施設として所沢市民文化センターや図書館、体育館もあります。さらに、子ども向けの教育や活動拠点として並木公民館やさくら児童館も利用されています。

商業施設

所沢郵便局やパークタウン商店街といった商業施設も、地元住民の生活を支える重要な要素となっています。

まとめ

並木地区は、歴史背景だけでなく、教育や交通、公共サービスが充実した地域であり、さまざまな施設とともに、地域住民にとって非常に便利でありながら、豊かな生活環境を提供している場所です。

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