並雲

並雲（なみぐも、学術名: mediocris、略号: med）は、積[[雲]]に見られる雲種の1つです。積[[雲]]は発達の過程で、扁平雲、並雲、雄大雲と3つの雲種に分類されますが、並雲はそのうち2番目の段階にあたります。英語では"mediocris"と表記され、これはラテン語で「普通の」「中間的な」といった意味合いを持ちます。

形状と特徴

並雲は、中程度の高さまで発達した積[[雲]]で、発達段階にある積[[雲]]によく見られます。雲の上部がもこもこと盛り上がり、湧き上がっていくような形状が特徴的です。その形はドーム、カリフラワー、シュークリームなど、様々なものに例えられます。並積[[雲]]と呼ばれることもあります。

雲底から雲頂までの高さは、数百メートルから2,000メートル程度です。

発生と発達

積[[雲]]は、大気の不安定な層が厚く、不安定度が高い場合に、対流によって成長します。まず、扁平雲の雲頂が盛り上がり、上に伸びて並雲へと発達します。この並雲は、さらに成長すると雄大雲へと変わっていきます。

しかし、大気の不安定層の厚さが中程度で、その上にある安定層や逆転層によって対流が抑制されると、並雲は縦方向への発達が止まり、横に広がって層積[[雲]]や高積[[雲]]に変化していくことがあります。

天候との関係

並雲自体は、通常、降水をもたらすことはありません。しかし、山沿いなど、地形の影響を受けやすい場所では、雨や雪が降ることもあります。

並雲は、空を見上げた際に比較的よく見られる雲であり、その形状や発達過程を知ることで、より深く空の様子を理解することができます。

まとめ

並雲は、積[[雲]]の発達段階における中間的な雲であり、特徴的な形状と発達過程を持っています。大気の状態によって、雄大雲へと成長したり、層積[[雲]]や高積[[雲]]へと変化したりするなど、様々な表情を見せる雲です。

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