中切町 (名古屋市)

中切町（なかぎりちょう）について

愛知県名古屋市北区に位置する中切町は、1丁目から6丁目までが存在する、住居表示未実施の地域です。町の東端には国道41号線が南北に走り、庄内川と矢田川の河川敷が北端を占めています。住宅地が主体ですが、工場や倉庫なども点在しており、多様な表情を見せる地域です。

地理

中切町は、その名の通り、庄内川と矢田川という二つの河川に挟まれた場所に位置しています。この地形が、町の歴史や成り立ちに深く関わっています。町の東端を南北に走る国道41号線は、空港線とも呼ばれ、町の境界線としての役割も果たしています。また、北端には庄内川と矢田川の広大な河川敷が広がっており、自然豊かな景観も楽しめます。

中切町には、石原、犬山、新田、塚坪、西裏、野間、初坪という7つの字が存在します。このうち、犬山、西浦、塚坪、初坪は、庄内川・矢田川の河川敷に位置しており、水辺の風景が広がっています。

河川

中切町を特徴づける河川は以下の通りです。

庄内川
矢田川
三郷悪水

これらの河川は、町の形成や歴史において重要な役割を果たしてきました。

歴史

中切町の歴史は、古くは江戸時代にまで遡ります。当時、この地は尾張国春日井郡の中切村として存在していました。春日井郡内には同名の中切という地名が存在したため、この地域は下流側の中切村として「下中切村」と呼ばれていました。

年表

江戸時代 - 尾張国春日井郡の中切村として成立。尾張藩領・大代官所支配。
明治初年 - 下中切村と改称。
1880年（明治13年）2月5日 - 西春日井郡成立に伴い、同郡下中切村となる。
1889年（明治22年）10月1日 - 町村制施行・合併に伴い、川中村大字下中切となる。
1933年（昭和8年）4月1日 - 合併に伴い、萩野村大字下中切となる。
1937年（昭和12年）3月1日 - 合併に伴い、名古屋市西区中切町となる。
1944年（昭和19年）2月11日 - 北区成立に伴い、北区中切町となる。
1962年（昭和37年）11月10日 - 福徳町・成願寺町との間で境界変更。
1978年（昭和53年）11月26日 - 一部が成願寺一丁目・川中町となる。

町名の由来

中切という町名は、かつてこの地が庄内川と矢田川の流路に挟まれた安食三郷の一つとして数えられていたことに由来します。三郷の中間に位置していたことが、この名前の由来となっています。

人口

2019年1月1日現在、中切町の世帯数と人口は以下の通りです。

（具体的な数値は省略します。原文データをご確認ください）

人口は、国勢調査によって定期的に調査されています。過去の人口推移については、原文のデータをご参照ください。

学区

中切町に住む子供たちは、以下の学校に通学します。

（具体的な学校名は省略します。原文データをご確認ください）

公立高校の学区についても、原文をご参照ください。

交通

中切町内には、名古屋市営バスの停留所が設置されており、公共交通機関での移動が可能です。

バス

中切町四丁目停留所
幹栄1系統（如意住宅・水分橋行）
名駅13系統（中切町行）
黒川11系統（如意車庫前・北部市場行）
黒川12系統（中切町行）
中切町停留所
名駅13系統（中切町・名古屋駅行）
黒川11系統（黒川行）
黒川12系統（中切町・博物館行）

施設

中切町には、以下のような施設があります。

川中保育園
社会福祉法人白馬福祉会が運営する私立保育園
曹洞宗乗円寺
山号は白馬山、本尊は釈迦如来
神明社
旧村社、大日孁命を祀る
天神社
法華宗陣門流日観寺
山号は晴雲山、本尊は法華題目木塔
天理教本順愛文教会
神道天心教森講社
愛知県営川中住宅
中部電力中切町変電所
ZENT名古屋北店
鯱第一交通本社

これらの施設は、地域住民の生活や信仰、文化を支える重要な役割を担っています。

その他

中切町の郵便番号は462-0051で、集配局は名古屋北郵便局です。

参考文献

（参考文献リストは原文をご参照ください）

関連項目

名古屋市の地名
中切町 - 地名の曖昧さ回避のページ

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