中国国際貿易センター

中国国際貿易センター

中国国際貿易センター（略称：国貿）は、中華人民共和国北京市朝陽区、北京CBD（北京商务中心区）に位置する大規模なビジネスセンターです。建国門外大街と東三環路の交差点に位置し、北京の新たな都心としての役割を担っています。

概要

国貿地区には、オフィスビル、高級ホテル、国際展示場、ショッピングセンターなどが立ち並びます。改革開放後の北京において、最も早くから多国籍企業や高級な商店が集積した場所として知られています。

「国貿」は、市民の間では高級ショッピングセンターとしても有名であり、幹線道路である建国門外大街と東三環路の立体交差は「国貿橋」と呼ばれ、地域のランドマークとなっています。

歴史

国貿地区の建設は、対外貿易経済合作部に属する企業と、マレーシアの郭氏兄弟集団に属する香港企業ケリー・グループ（シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツを経営）の共同投資により、1985年8月に始まりました。1990年8月30日に第一期が完成し、北京の新都心の象徴となりました。2009年には、当時北京市内で最も高い超高層ビルであった中国国際貿易センター第三期（高さ330m）が完成し、その存在感をさらに高めました。

施設

中国国際貿易センターは、12ヘクタールの土地に総建築面積56万平方メートルの建物が建ち並びます。主な施設は以下の通りです。

オフィスビル（国貿大廈1座、国貿大廈2座、国貿西楼、国貿東楼）
ショッピングセンター（国貿商城）
5つ星ホテル：中国大飯店（チャイナワールド ホテル 北京）
4つ星ホテル：国貿飯店（トレーダース ホテル 北京）
高級マンション（国貿公寓および世紀公寓）
国際展示場（国貿展庁）

これらの施設は、ビジネス、宿泊、ショッピング、展示会など、多様なニーズに対応しています。オフィスビルの総面積は17万平方メートルを超え、欧米や日本などの有名企業も多数この地区に拠点を置いています。

中国国際貿易センターを運営する中国国際貿易センター有限公司は、1999年初頭に上海証券取引所に上場しています。

アクセス

最寄り駅は、北京地下鉄1号線と10号線の国貿駅です。地下鉄を利用することで、北京市内各地からのアクセスが容易です。

関連項目

シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツ

外部リンク

オフィシャルサイト
中国大飯店（チャイナワールド ホテル 北京） - シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツ
国貿飯店(トレーダース ホテル 北京) - シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツ

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