中国鉄路南寧局集団有限公司

中国鉄路南寧局集団有限公司について

中国鉄路南寧局集団有限公司（以下、南寧局）は、中国国家鉄路集団に所属する鉄道運営会社です。前身は柳州鉄路局で、広西チワン族自治区を中心に、広東省の一部の地域を含む広大なエリアで鉄道網を運営しています。南寧局は、その管轄範囲の広さから、地域の経済発展に重要な役割を果たしています。

概要

南寧局は、総延長4427.57kmの線路を管理しており、そのうち営業路線距離は2416.8kmに及びます。管内には254もの駅が存在し、広大なネットワークを形成しています。管轄範囲は、広西チワン族自治区全域と、広東省雷州半島上の黎塘～湛江間（黎湛線の広東省部分）および茂名支線です。これにより、広西チワン族自治区と広東省の間の人々の移動や物流を支えています。

歴史

南寧局の歴史は、1953年1月1日に柳州市に設立された柳州鉄路局に遡ります。柳州鉄路局は、長年にわたり地域の鉄道輸送を担ってきました。その後、2007年11月16日に南寧鉄路局へ改称し、同時に拠点を柳州市から南寧市に移転しました。この改称は、南寧市が広西チワン族自治区の政治・経済の中心地であるという重要性を反映したものです。

さらに、2017年11月14日には、正式名称が「中国鉄路南寧局集団有限公司」に変更され、より現代的な企業組織へと移行しました。この変更は、中国の鉄道改革の一環として行われたもので、市場経済に適応した運営体制を構築する狙いがありました。

所属機関

南寧局は、鉄道運営を円滑に行うために、様々な部門を擁しています。

客運段

旅客輸送を担う客運段には、以下のものがあります。

南寧客運段：旧柳州客運段が併合されたものです。

車輛段

車両のメンテナンスや管理を行う車輛段には、以下のものがあります。

南寧車輛段
南寧南車輛段：旧柳州車輛段

機務段

機関車の運用や保守を行う機務段には、以下のものがあります。

柳州機務段（柳段）
南寧機務段（邕段）

過去には、以下の機務段も存在しましたが、現在は再編されています。

融安機務段（柳州機務段に併合）
桂林機務段（柳州機務段に併合）
金城江機務段（柳州機務段に併合）
玉林機務段（南寧機務段に併合）

外部リンク

南寧鉄路局概況 (中華人民共和国鉄道部)（簡体字中国語）
* 柳州鉄路局運営線路示意図（中国鉄路貨運網）（簡体字中国語）

まとめ

中国鉄路南寧局集団有限公司は、広大なエリアで鉄道輸送を担う重要な企業です。前身の柳州鉄路局から改称し、組織再編を経て現在の体制に至っています。広西チワン族自治区と広東省の経済発展に不可欠な存在として、今後もその役割は重要となるでしょう。

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