中垣英明

中垣 英明（なかがき ひであき）

中垣英明氏は1958年5月28日生まれ、日本の厚生労働官僚として知られています。彼は内閣官房内閣審議官を経て、初代厚生労働省医薬・生活衛生局長を務めました。退官後は東京医科歯科大学で特任教授として活動しています。

人物・経歴

愛知県出身の中垣氏は、愛知県立旭丘高等学校を卒業後、1982年に東京大学法学部を卒業し、厚生省へ入省しました。彼のキャリアは、数々の重要な役職を担うことで構築されていきました。

1992年には浦和市保健衛生部の次長に就任し、翌年には部長に昇進しました。その後、1994年から1997年には厚生省の健康政策局の各課で課長補佐を歴任。1998年には文部省に移り、特殊教育企画官としての役割を担いました。この時期、彼は生涯学習局でも地域学習活動企画官を務めています。

2000年以降は再び厚生省に戻り、生活衛生局食品保健課の新開発食品保健対策室長に就任しました。2001年には厚生労働省医薬局食品保健部にて同様の役職に就いています。その後も、総務省行政評価局の評価監視官や、厚生労働省医政局医事課長、健康局生活衛生課長など、多くの重要なポジションで活躍してきました。

2007年には、健康局生活衛生課長と内閣官房内閣参事官を兼任し、厚生労働省内での影響力をさらに強めることとなります。翌年、医薬食品局食品安全部企画情報課長に就任し、2010年には医薬食品局総務課長としての役割を果たしました。

2011年には日本政策金融公庫国民生活事業本部生活衛生融資部長を経験し、2013年になると内閣官房内閣審議官として政府の政策に深く関与しました。2015年からは医薬食品局の改組に伴い、厚生労働省医薬・生活衛生局の初代局長に就任。ここでは「患者のための薬局ビジョン」策定といった重要な施策に携わりました。

2016年には明治安田生命保険相互会社の顧問職に就く一方、東京医科歯科大学で特任教授として次世代の医療従事者の育成にも貢献しています。

中垣氏は、長年にわたり公衆衛生や医薬政策に携わり、日本における医療制度の発展に寄与してきた重要な人物と言えるでしょう。その業績は、彼の幅広い経歴や数々の役職からも明らかです。

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