行政評価局

行政評価局について

行政評価局は、総務省の内部部局の一つで、政府全体の政策評価を推進し、行政運営の改善を図ることを目的とした組織です。国民の視点に立ち、行政活動を監視・評価することで、より透明性が高く、効率的な行政の実現を目指しています。

主な役割

行政評価局は、以下の3つの主要な役割を担っています。

1. 政策評価の推進: 各府省が実施する政策について、その効果や効率性を評価し、改善点を指摘します。これにより、政策の質を高め、国民のニーズに合致した行政運営を実現します。
2. 行政監視: 各行政機関の業務実施状況を監視し、不正や非効率な運営がないかを確認します。これにより、行政の透明性を確保し、国民の信頼を高めます。
3. 行政相談: 国民からの行政に関する苦情や相談を受け付け、適切な解決に向けてあっせんを行います。これにより、国民と行政との間のコミュニケーションを円滑にし、国民の権利を保護します。

組織構成

行政評価局は、以下の組織で構成されています。

局長: 局全体の責任者であり、組織運営を統括します。
審議官: 局長の補佐役として、政策立案や業務遂行をサポートします。
総務課: 局の所掌事務に関する総合調整を担当します。他の課の業務を円滑に進めるためのサポートを行います。
企画課: 局の所掌事務に関する総合的な政策の企画・立案、情報収集・分析、職員研修などを担当します。政策の質を高めるための重要な役割を担っています。
政策評価課: 各府省における政策評価の適切な実施を推進します。また、政策評価の結果を予算編成などに反映させるための活動を行います。
行政相談企画課: 行政相談制度に関する企画・立案、行政相談委員に関する業務を担当します。
評価監視官: 行政評価局調査を行い、行政機関の業務実施状況を評価・監視します。

地方支分部局

行政評価局は、全国各地に地方支分部局を設置しており、地域に密着した行政評価・監視活動や行政相談活動を行っています。各管区の行政評価局と、その下に配置された行政監視行政相談センターが連携して活動を行います。

北海道管区行政評価局
東北管区行政評価局
関東管区行政評価局
中部管区行政評価局
近畿管区行政評価局
中国四国管区行政評価局
九州管区行政評価局

行政評価局の活動

行政評価局は、政策評価、行政監視、行政相談を通じて、以下の活動を行います。

政策評価: 各府省の政策目標の達成度や効率性を評価し、結果を公表します。これにより、政策の改善や予算配分の見直しに繋げます。
行政監視: 行政機関の業務プロセスを調査し、法令遵守状況や不正行為の有無を確認します。問題点を発見した場合は、改善勧告を行います。
行政相談: 国民からの苦情や相談内容を分析し、行政機関に対して必要な改善措置を求めます。相談者には、問題解決のための情報提供やアドバイスを行います。

行政評価局は、政府の重要な機能の一翼を担い、国民の信頼に応える行政を目指して日々活動しています。その活動は、政策の質を高め、行政運営の透明性を確保し、国民の権利を保護するために不可欠です。

参考情報

総務省組織令
国家行政組織法
内閣府設置法
地方自治法

外部リンク

行政評価局

もう一度検索