中央公園 (宇部市)

中央公園の概要

中央公園（ちゅうおうこうえん）は、山口県宇部市神原町一丁目に位置する都市公園で、主にスポーツやレクリエーション活動の場として利用されています。1956年に都市計画が定められ、1961年に開園しました。公園の中心となるのはテニスコートであり、その後さまざまなスポーツイベントが実施されています。

主要施設とテニスコートの歴史

テニスコート

中央公園のテニスコートは、1963年に開催された第18回国民体育大会山口大会に合わせて整備され、特にソフトテニスの主要な会場として利用されました。さらに、2011年に予定されていたおいでませ!山口国体においても、再びソフトテニスの会場として指定されました。この際、2006年からテニスコートの改修工事が行われ、2010年にリニューアルオープンしました。オープニング記念として、元プロテニス選手の松岡修造氏が出席し、初打ちを行うイベントも開催されました。また、プレ国体として全日本実業団ソフトテニス選手権大会も実施されています。

現在のテニスコートは、人工芝を使用した16面（そのうち2面は夜間照明あり）と屋根付きの4面（夜間照明あり）を備え、全体の敷地面積は40,000m²、収容人数は最大8,000人に達します。これは西日本でも有数の規模であり、多くのスポーツ愛好者に利用されています。ただし、毎年12月29日から1月3日までの間は利用休止となる点には注意が必要です。

施設命名権

宇部市では中央公園テニスコートに命名権を導入し、2011年4月から2014年3月までの期間中、愛称を「宇部マテ“フレッセラ”テニスコート」としています。この命名権は、宇部市に本社を持つ株式会社宇部マテリアルズが契約したもので、地域経済の活性化とスポーツ振興を目的としています。

その他の施設

公園内には、弓道場やアーチェリー場も設置されています。

弓道場

• - 敷地面積: 3,063.60 m²
• - 延床面積: 1,073.04 m²
• - 利用可能時間: 午前8時から午後10時
• - 休館日: 12月29日から1月3日
• - 駐車場: 15台
• - 収容人数: 100人
• - 近的射場（28m）: 12人立
• - 遠的射場（60m）: 4人立

アーチェリー場

• - 敷地面積: 730 m²
• - 利用可能時間: 午前8時から午後9時
• - 休館日: 12月29日から1月3日
• - 近的射場（28m）: 12人立
• - 遠的射場（60m）: 4人立

歴史と交通アクセス

中央公園の歴史は、1956年の都市計画決定に遡ります。その後1961年に公園が開園され、重要なスポーツイベントが数多く開催されています。また、交通アクセスは非常に便利です。JR西日本の宇部線東新川駅から徒歩約10分の距離にありますが、実際の距離は道路の都合で400mほどかかります。地元自治会の要請により、2011年度の予算において「東新川駅北口」の建設が計画され、より便利なアクセスが期待されています。

関連項目

公園はスポーツだけでなく、地域の文化や経済にも貢献しており、宇部市における重要な施設として位置づけられています。さらに、恩田運動公園と共に、山口国体開催に伴い整備された歴史を持ちます。

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