中央公論文芸賞

中央公論文芸賞は、中央公論新社が創業120周年を記念して2006年に創設した文学賞です。2001年に創設された婦人公論文芸賞を発展させたもので、第一線で活躍する中堅以上の作家によるエンターテインメント作品を対象としています。

選考対象となるのは、各出版社から前年7月から当年6月までに出版された作品です。選考会は東京都内で開かれ、第1回は2006年8月28日に浅田次郎の短編集『お腹召しませ』が受賞作に決定しました。選考結果は毎年8月下旬に発表され、約2か月後の10月20日頃にパレスホテル東京で贈呈式が行われています。

第1回から第5回までの選考委員は、渡辺淳一、林真理子、鹿島茂の3名でした。第6回からは浅田次郎が加わり、4名体制となりました。渡辺淳一の死去に伴い、第9回の選考は浅田、鹿島、林の3名で行われました。翌年の第10回からは村山由佳が加わり、第19回まで選考委員を務めました。

受賞者には、正賞として記念品、副賞として100万円が授与されます。

選評は当初、『婦人公論』（月2回刊）の10月第4火曜日発行号に掲載されていましたが、2022年に同誌が月刊誌となったため、以降は11月号に掲載されています。

歴代受賞作品

(受賞作一覧は省略)

関連項目

文学賞の一覧

外部リンク

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