中央区立城東小学校

中央区立城東小学校について

中央区立城東小学校（ちゅうおうくりつ じょうとうしょうがっこう）は、東京都中央区八重洲にある公立小学校です。この学校は、東京ミッドタウン八重洲の南東部分に位置し、独自の学区設定が特長です。具体的には、日本橋地域と京橋地域の2つの地域をカバーする唯一の公立小学校として知られています。

概要

この学校は、1962年4月1日に日本橋城東小学校と京橋昭和小学校が合併する形で設立されました。元々の校舎は、京橋昭和小学校の施設を引き継ぎ、東京駅八重洲口近くに位置していました。1970年代から80年代にかけて学校は成長し続けましたが、周辺が再開発されることとなり、2017年には坂本町公園内の仮設校舎に移転しました。

新校舎の概要

新しい校舎は2022年9月に東京ミッドタウン八重洲に移転され、1階から4階までの構造で、3階と4階には教室が設置されています。体育館や屋内プールは2階と3階に位置しており、4階には開閉式屋根の校庭が整備されています。また、屋上には子どもたちが利用できる菜園や水田、さらには太陽光発電装置も設置されています。

将来的には、1学年あたりのクラス数が2028年度までに2クラスに増える予定であり、学区外からも広く児童を受け入れる「特認校」制度があります。これにより、多様なバックグラウンドを持つ子どもたちが集まり、交流が図られる環境が形成されています。

沿革

城東小学校は、1962年の設立以降、いくつかの重要な出来事を経験しています。1968年には校歌が制定され、1969年には校旗が作られました。1991年には、アカデミックな特別なプログラム『リセ・フランコ・ジャポネ』が開校され、国際教育にも力を入れています。2017年の校舎再開発に伴い一時的に坂本町公園に移転し、2020年には新しい阪本小学校の校舎に移動、そして2022年に現在の東京ミッドタウン八重洲に移転しました。

歴史的背景

中央区立日本橋城東小学校と中央区立京橋昭和小学校の両校は、それぞれ1875年と1928年に創立されましたが、両校とも1962年に合併し、その歴史はそのまま城東小学校に引き継がれています。

アクセス

この学校へのアクセスは非常に便利で、バスターミナル東京八重洲やJR東京駅からすぐの距離に位置しています。また、東京メトロの京橋駅や日本橋駅からも徒歩圏内で、都営バスも利用できるため、公共交通機関の利用者にとっても非常にアクセスが良好です。

出身者

城東小学校の卒業生には、著名な日本画家の川端龍子や、作曲家の三木鶏郎がいます。これらの出身者は学校の誇りとなり、それぞれの分野で活躍しています。

近隣施設

学校周辺には、八重洲ブックセンターやミュージアムタワー京橋、また警視庁中央警察署や消防署も近隣にあります。こうした環境は、教育だけでなく地域交流の場としても機能しています。

これらの特長を持つ中央区立城東小学校は、現代の教育ニーズに応えるべく、日々進化を続けています。

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