中学年

小学校中学年について

小学校における中学年とは、一般的に3年生と4年生、そしてその年齢に該当する児童のことを指します。小学校では年齢主義に基づいて学年が運営されているため、中学年の児童の年齢は、おおむね8歳から10歳（プレティーン）にあたります。

ただし、学校によっては「中学年」という区分を使用せず、小学校全体を低学年（1年生から3年生）と高学年（4年生から6年生）の二つに分ける場合もあります。

中学年の特徴

中学年は、小学校生活において様々な変化が見られる時期です。

クラブ活動の開始

学習指導要領では、主に4年生からクラブ活動が始まるとされています（ただし、3年生や5年生から始まる学校もあります）。これにより、児童は興味や関心のある分野を自主的に選択し、仲間と協力して活動する経験を積むことができます。

2分の1成人式

10歳という節目を迎える4年生を対象に、2分の1成人式を行う学校が増えています。これは、児童がこれまでの成長を振り返り、将来への目標や夢を持つきっかけとなる行事です。

教科の変化

小学校に入学してから親しんできた「生活」科目に代わり、理科や社会の授業が始まります。これにより、児童は自然科学や社会科学に関する基礎的な知識を習得し、世界に対する理解を深めます。また、英語や総合的な学習の時間が導入され、グローバルな視点や探究的な学習能力を養う機会も提供されます。

体育の変化

体育の授業には、保健分野が加わります。これにより、児童は健康に関する知識を学び、自らの健康管理について考える力を養います。

ギャングエイジ

中学年は、ギャングエイジと呼ばれる時期にあたります。この時期の児童は、集団で行動することを好み、仲間意識を強く持つ傾向があります。

思春期

男子の場合、中学年の間は思春期前の状態が続くことが多いですが、早い児童は中学年の間に思春期を迎えます。女子は中学年の間に思春期に入る児童が多くなりますが、個人差が大きく、中学年の間も思春期前の状態が続く児童もいます。

関連事項

低学年：1・2年生。学校によっては3年生も含む。
高学年：5・6年生。学校によっては4年生も含む。
* 2分の1成人式

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