中山年次

中山年次 (なかやま としつぐ)

中山年次（天保11年〈1840年〉 - 明治23年〈1890年〉）は、明治時代に活躍した浮世絵師です。

来歴

明治17年（1884年）に刊行された『第二回内国絵画共進会 出品人略譜』によれば、歌川国芳と月岡芳年の門人であり、本名は中山亀太郎でした。上総国（現在の千葉県）に生まれ、横浜不老町に居住していました。明治14年（1881年）の内国勧業博覧会、明治17年（1884年）の内国絵画共進会には、油彩画や水彩画を出品しています。また、来日した外国人が求める、いわゆる「お土産絵」も描いていました。51歳で亡くなっています。

門人には、田端年正、田中修吾、井汲陸次郎がいます。

作品

「女性和装像」 絹本着色 個人所蔵
「日本風俗Ⅱ」 絹本着色 郡山市立美術館所蔵
「帯を結ぶ日本の女」 絹本着色

参考文献

農商務省博覧会掛編『第二回内国絵画共進会 出品人略譜』国文社、1884年
日本浮世絵協会編『原色浮世絵大百科事典』（第2巻）大修館書店、1982年
『マイウェイ』（No.71）財団法人はまぎん産業振興文化財団、2009年

外部リンク

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