中嶋一輝

中嶋 一輝 - プロボクサーの歩み

中嶋一輝（なかじまかずき、生年1993年5月28日）は、日本のプロボクサーであり、奈良県大和郡山市出身です。彼はWBC世界スーパーバンタム級ランキング21位に名を連ねており、元WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王者、そして第50代OPBF東洋太平洋バンタム級王者として知られています。現在もOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級の王者として活躍しています。

ボクシングの始まりと成長

中嶋選手は中学校時代にボクシングを始め、その後もその技術を磨き続けてきました。彼の弟、憂輝もプロボクサーとして活躍しています。奈良朱雀高校を卒業後、芦屋大学で学びながらボクシングキャリアを積み上げていきました。

プロデビューと初期の戦績

2017年6月25日にはプロデビュー戦を迎え、1回KO勝ちを収めて鮮烈なスタートを切りました。2019年には後楽園ホールでGOD'S LEFTバンタム級トーナメントに出場し、準々決勝では渡辺健一選手に対して1回TKO勝ちを収め、その後準決勝でも南出仁選手をTKOで下して決勝進出を果たしました。

2020年1月28日にはトーナメント決勝で日本スーパーフライ級の堤聖也選手と対戦し、結果は引き分けとなりましたが、優勢点によってトーナメント王者の栄冠を手にしました。

王者としての道

2021年5月21日、後楽園ホールにてOPBF東洋太平洋バンタム級の王座をかけて千葉開選手と対戦し、12回判定で見事勝利を収め王座を獲得します。しかし、同年10月19日には元王者の栗原慶太選手に3回TKO負けを喫し、王座から陥落しました。

スーパーバンタム級での挑戦

スーパーバンタム級に転向した中嶋選手は、2022年7月12日にペッバーンボーン・ゴーキャットジムとスーパーバンタム級8回戦で対戦し、5回TKO勝ちを収めました。続いて、2023年2月16日にはWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座決定戦に挑み、ケニー・デメシーリョ選手を相手に8回TKO勝ちを果たし、新たな王座を獲得しました。

しかし、2023年6月には元IBF世界スーパーバンタム級王者のTJ・ドヘニー選手との対戦でTKO負けとなり、王座と名声を失う結果となりました。再起を図るべく、2024年2月22日にOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦で中川麦茶選手と対戦し、判定勝ちを収め見事に王座を奪還しました。

2024年8月27日には、OPBF東洋太平洋同級11位及び日本同級9位の和氣慎吾選手との試合が予定されており、さらなる活躍が期待されています。

戦績とタイトル

中嶋選手のアマチュア戦績は87戦72勝15敗（30KO）、プロ戦績は18戦15勝（12KO）、2敗、1分となっています。アマチュアでは第70回国体成年の部バンタム級で優勝を果たしており、プロとしてもGOD’S LEFTバンタム級トーナメントやOPBF東洋太平洋バンタム級、WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座など数多くのタイトルを手にしています。

中嶋一輝選手の今後の試合とさらなる挑戦に注目が集まっています。

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